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コメント
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わたし屋上で靴を脱ぎかけた時に 三つ編みの先客に声を かけてしまった
わたし
口をついて出ただけ ホントはどうでもよかった 先を越されるのがなんとなく 癪だった
三つ編みの子は語る どっかで聞いたようなこと
三つ編みの子
三つ編みの子
ふざけんな！
そんなことくらいで わたしの先を越そうだなんて 欲しいものが手に入らないなんて 奪われたことすら無いくせに
三つ編みの子
って三つ編みの子は消えてった
さぁ今日こそは と靴を脱ぎかけたらそこに 背の低い女の子 また声をかけてしまった 背の低い子は語る クラスでの孤独を
背の低い子
って
ふざけんな！
そんなことくらいでわたしの先を 越そうだなんて それでも家では愛されて あたたかいごはんもあるんでしょ？
背の低い子
と泣いて 背の低い子は消えてった
わたし
わたし
わたし
初めて見つけたんだ 似たような悩みの子 何人目かにあったんだ 黄色いカーディガンの子
黄色いカーディガンの子
と言った
口をついて出ただけホントは どうでもよかった思っても いないことまた声をかけてしまった
わたし
あぁどうしよう この子は止められない わたしには 止める資格は無い それでもここからは 消えてよ
君を見ていると 苦しいんだ
黄色いカーディガンの子
って目を伏せたまま消えてった
わたし
わたし
カーディガンは 脱いで
三つ編みを ほどいて
背の低いわたしは 今から
飛びます
