最悪のタイミングである噂を聞いた
サッカー部のエースでもある先輩
その先輩が僕のクラスの女子に告白してフラれたらしい
そんな噂があるとは知らずに、その女子を放課後呼び出してしまった
まさに今日、僕は彼女に告白しようとしていた
マナミ
ハルキ
マナミ
さっきからどうでもいい話を延々と続けている
マナミ
マナミ
マナミ
ハルキ
ハルキ
マナミ
ハルキ
マナミ
マナミ
ハルキ
先輩がフラれたのに自分は成功するのか?
ここに来て覚悟が揺らぎ、言い出せない
ハルキ
マナミ
マナミ
マナミ
マナミ
ハルキ
ハルキ
マナミ
ハルキ
「好きだ」たった3文字の言葉が出て来ない
マナミ
マナミ
マナミ
マナミ
ハルキ
マナミ
マナミ
マナミ
マナミ
そう言い残して駆け出すマナミを、僕はただ立ち尽くして見送った
マナミの言葉…あれってまさか…
心臓がバクバクする
混乱して自分が何を考えてるのかもわからない
ただひとつ、確かなことがある
明日、僕は彼女に告白をする