飼い主
よし!この子にしよう。
飼い主
名前は、雪だ!
犬 (雪)
ワン!
飼い主
よしよし!いい子だな。
これらはずっと俺と一緒だ。
これらはずっと俺と一緒だ。
犬 (雪)
ワン!
(これからどんな楽しみが待ってるんだろう。いい人そうでよかった。)
(これからどんな楽しみが待ってるんだろう。いい人そうでよかった。)
次の日
飼い主
よーし!今日は散歩に、ボール投げに美味しいご飯!
飼い主
相変わらず可愛いなぁ!
犬 (雪)
ワン!(嬉しい)
飼い主
よしよし。
数日後
犬 (雪)
飼い主さんはなかなか散歩に行けなくなってしまった。
犬 (雪)
忙しいのかな?
犬 (雪)
僕にはよく分からないけど飼い主さんが遊べる時に遊んでくれるだけで僕は嬉しいよ。
犬 (雪)
だから、急がないでね。僕はずっと待ってるから。
犬 (雪)
大好きだよ。飼い主さん。
ガチっ
犬 (雪)
ワンワン!(やったー!帰ってきた!)
飼い主
よしよし、いい子だな。
飼い主
今からお出かけするぞ。
犬 (雪)
ワン!(やったー!)
お出かけ中
犬 (雪)
今日の僕の知らない道だ!
犬 (雪)
嬉しいな!久しぶりのお出かけだ!
犬 (雪)
あ、ここに行くの?
犬 (雪)
仲間がいっぱいいる!
犬 (雪)
ここで遊ぶのかな?楽しそう!
飼い主
では、この子をお願いします。
犬 (雪)
あ、あれ?
犬 (雪)
どこ行くの?
犬 (雪)
帰ってきてよ!お願い!僕何か悪いことした?ごめんなさい。もう何もしません。お願いだから、戻ってきて。
新美さん
ごめんねワンちゃん、今日からここでお泊まりすることになってるんだ。
犬 (雪)
お泊まりか。よかった。飼い主さんは戻ってくれるんだね!
室内
犬 (雪)
僕は何にもない部屋に閉じ込められた。玄関があったのでそこでずっと飼い主さんを待っていた。
新美さん
ごめん、ごめん。寒いよね。怖いよね。
犬 (雪)
なんでそんなに謝ってくるんだろう。僕は大丈夫だよ。飼い主さんのためなら。
新美さん
よしよし
新美さん
いい子だ。
犬 (雪)
新美さんは僕を優しく撫でてくれた。
次の日
新美さん
ここに入りなさい。
犬 (雪)
はい。
犬 (雪)
僕は小さなドアから部屋に入れられた。
犬 (雪)
そこには僕の仲間がいっぱいいて、
犬 (雪)
重い空気に暗い部屋。震えが止まらない。
犬 (雪)
あれ?なんか苦しい。
犬 (雪)
仲間がどんどん倒れていく、
犬 (雪)
助けて。飼い主さん。助けて、
犬 (雪)
あれ?外から何かが聞こえてくる。新美さんの声だ。
新美さん
ごめんなさい。ごめんなさい。本当にごめんなさい…。
犬 (雪)
なんで謝るの?僕は大丈夫…。
バタン、
僕が死んでから知った。 飼い主さんは新しい家族と楽しそうに暮らしていたらしい。 よかった。僕は死んじゃったけど飼い主さんが幸せそうでなにより。