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幹部
敵は世界…
幹部
しかし、このことを公表すれば壁の中は大混乱に陥りますぞ!
幹部
そうだ、我々でさえ事の大きさを図りえているのだ
ピクシス
ならばまた民を騙すか
ピクシス
レイス王がやったように＿
ピクシス
何も知らない民をこの壁の中で飼おうというのか?
ピクシス
ならば、我々は何の大義があってレイス王から王冠を奪ったのだ?
幹部
ｯ…
ヒストリア
公表しましょう
ヒストリア
100年前、レイス王が民から奪った記憶を100年後の民にお返しするだけです
ヒストリア
我々は皆、運命を共にする壁の民
ヒストリア
これからは一致団結して力を合わせなければなりません
"人類を脅かす人喰い巨人の正体は人間であり＿"
"我々と同じ祖先を持つユミルの民であった"
"我々の王は100年前巨人の力でこの壁を築き"
"壁の外の人類は滅亡したと思い込ませた"
"だが人類は滅んでなどおらず＿"
"我々、ユミルの民をこう呼んでいる"
ピュレ
悪魔の民族と…
ピュレ
近い将来敵はこの土地の資源獲得を口実に侵攻を開始する
ピュレ
それが5年前の超大型巨人らの襲撃であると…
ロイ
もう記事は出た後ですが、一連の話の信ぴょう性は?
ハンジ
少なくとも我々がずっと抱いていた疑問とは辻褄があっている
ハンジ
そりゃ信じたくないですよ、そんな話
ピュレ
紅茶を出す ))
リヴァイ
…どうも
ハンジ
それで街の反応は?
ロイ
様々です
ロイ
そのまま受け取る者、笑い飛ばす者
ロイ
未だ兵政権に異を唱え陰謀論を結びつけ吹聴する者
ロイ
貴方々が危惧したとおりの混乱状況です
ハンジ
あぁ…でも仕方ないよ
ハンジ
調査報告が我々のメシ代だ
ハンジ
情報は納税者に委ねられる
ハンジ
そこが前の王様よりイケてるところさ
ロイ
貴方々を誇りに思います
ハンジ
え?
ロイ
同じ壁で生きる者として、または働く者として
ハンジ
あ…どうも
リヴァイ
嗚呼、今度は調査兵団を担いで記事を書くといい
ハンジ
!
睨 ))
ロイ
私達はこれからどうなります?
ロイ
私達が巨人を恐れ、憎み
ロイ
どうかこの世から消えてなくなれと願ったのと同じように＿
ロイ
世界中の人々が我々を人ではなく有害な化け物と見なした
ロイ
その結果、あの地獄が繰り返されるとしたら…
震 ))
ロイ
我々が死滅するまで地獄は…終わらない…
ハンジ
はぁ…紅茶、美味しかったよ
ハンジ
ありがとう
ロイ
いえいえ
レイチェル
あの、ハンジ団長
ハンジ
どうしたんだい、急に改まって?
リヴァイ
お前がそれ言うとか気持ち悪ぃな
ハンジ
ちょっとリヴァイ
ハンジ
で、どうしたの?
レイチェル
2人で、話したい事があるんです
ハンジ
…分かった
ロイ
私達は隣の部屋で待ってますのでこの部屋使ってどうぞ
ハンジ
ありがとう、すまないね
リヴァイ
チッ、俺も出てけばいいんだろ
レイチェル
ごめんなさい
ハンジ
話って?
レイチェル
あの、私…
私はハンジさんに今まで見てきた全ての事
全ての情報を話した
ハンジ
今まで…どうして隠してたんだ!?
胸ぐらを掴む ))
レイチェル
…
レイチェル
言うか言わないか、ずっと迷ってたんです
レイチェル
本当はエルヴィン団長に言うつもりでした
レイチェル
でもある日、
レイチェル
エレンと座標が合ったあの日
レイチェル
言ってはいけないと確信しました
ハンジ
…どうして?
レイチェル
エレンは、正義感が強く、仲間思いで
レイチェル
でも少し子供っぽさが残っている
レイチェル
今自分の力がそれだけ壮大なのか気づかせるのが危険だと判断しました
レイチェル
もし知ったら…きっとエレンは、仲間を守る為に壁外人類を敵に回すでしょう
ハンジ
確かにな、
ハンジ
でも、だ!!
ハンジ
せめて私や、エルヴィン、リヴァイにだけでも話してくれても良かっただろう?
ハンジ
なんで…そんなに私達に信頼が置けなかったのか!?
レイチェル
…ごめんなさい、ハンジさん、
ハンジ
ｯ、！
ハンジ
…はぁ、
離 ))
ハンジ
とりあえず、君のことは憲兵に報告させてもらう、いいね??
レイチェル
はい、
レイチェル
…
ハンジ
?
レイチェル
私、ハンジさんに打たれるくらいの覚悟はしてたんですが…
ハンジ
私が君にできると思うかい､?
レイチェル
…分かりません、
ハンジ
なんだか、変わってしまったね、君は
レイチェル
あの、最後にこれを、
ハンジ
手紙､?
レイチェル
これを＿＿＿＿＿に渡してくれませんか､?
ハンジ
良いけど…中身は先に憲兵団が見るよ
レイチェル
いえ、全てが終わるまで開けないでと強く伝えておいてください
レイチェル
何かの毒物だと思うならその間、隔離でもなんでもしていただいて結構ですので
ハンジ
分かった、伝えておこう
隣の部屋
ハンジ
すまない、この後急用ができてしまってね
ハンジ
私とレイチェルは先に帰らせてもらうよ
リヴァイ
嗚呼、分かった
レイチェル
紅茶…美味しかったです
ロイ
ああ、またご馳走しますよ
レイチェル
ありがとう
ハンジ
行こうか
レイチェル
はい
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