ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
光は、眩しすぎて私には見えなくて
このまま、夜が明けなかったら
___楽 に ?
彰人視点
彰人
こはね
冬弥
杏
彰人
冬弥
こはね
杏
彰人
杏は、いつものように明るく軽快な笑顔を振りまく。
昨日の杏の笑顔のような『痛さ』はあまり感じなかったけど、それでもこいつが今無理をしていることは定かで。
杏
彰人
彰人
『無理はするな』 『もう、自分の体を傷つけてほしくねえ』
かけたい言葉はいくらでも浮かぶ。でも、それが杏に届かないことなんて分かりきっていた。
杏
彰人
杏視点
杏
思わず、安堵の声が漏れる。
今日は土曜日で、まだ明日があるにしても明日の練習に専念するには今日この忌々しいものを排除しなければならなく。
杏
もう癖になった、真ん中の机の引き出しを開けカッターを取り出す習慣。
杏
杏
杏
でも、今はなにかできるような気分ではなくて腕を机に投げ出す。
杏
鏡に映る、流れ続ける血を見て呟く自分はひどく虚ろな目をしていた。
杏
杏
毎日、まともに寝てないし食べていない。今日は家に私しかいなくて、なおさらなにか食べる気にはなれなかった。
杏
杏
これは、こはねに限ったことではない。
杏
杏
杏
杏
自分でも、信じられないほど呼吸が荒くなったのを感じた。
杏
浮かぶのは、自嘲の笑み。
……今飛んだら死ねるかな__?
杏
視界がぼやける。 軽く走っただけなのに、心臓が酸素をうまく取り入れてくれなくなる。
杏
__目の前が、全く見えない。
杏
体に力が、入らない。ぼーっとした頭で、体が限界を迎えたことを悟る。
杏
何もかも、どうでもよくて。
このまま、消えられたらって。
__よく知った声が、最後に聞こえたのまでは覚えてる。
こはね
ぬし
こはね
ぬし
ぬし
冬弥
ぬし
こはね
ぬし
ぬし
ぬし
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ぬし
ぬし
コメント
2件
めちゃくちゃ好きです♡