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エピローグ「スケッチブックが見つかった日」
(数年後。美術部の新入生・綾が、美術室の棚を整理している)
綾
(ページを開くと、二人の女子高生が笑い合っている絵)
(どのページにも、彼女たちが寄り添い、手をつないでいる)
綾
(綾が窓の方を見る。 そこには、絵と同じ角度で射す夕陽)
綾
(ふと、絵の中の“日向”が目を細めて笑った気がした)
綾
(風がページをめくり、最後の一枚にたどり着く)
そこには、小さな文字でこう書かれていた——
『冷静に、幸せって……ちゃんと描けたみたい』
(夕陽が差し込み、二人の笑顔が光に溶けていく)
最終メッセージ 愛は、形を失っても消えない。 それが絵の中でも、記憶の中でも—— 誰かを想う心がある限り、 その恋は永遠に、描き続けられる。
読んでくれたあなたへ この物語を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 描きたかったのは、 「形を持たない愛」と「永遠に残る想い」でした。 蘭と日向の恋は、たぶん普通じゃない。 でも“誰かを想い続ける”ということに、 正しさなんていらないと思うんです。 たとえ世界が違っても、 想いが本物なら、きっとどこかで繋がっている。 この物語が、あなたの心の中の “誰かを想う気持ち”に少しでも寄り添えたなら、 それだけで嬉しいです。 ——冷静に、幸せって、 きっとこういうことなんだと思う。 🌸 読んでくれて、ありがとう。 また、どこかのページで会えますように。 🖋️ 作者より