八雲紫
八雲紫
八雲紫
博麗霊夢
少し前に異変が起きた。
それは幻想郷のほとんどの妖怪や神が 無力化してしまったというもの
もちろん解決したのは目の前で 花火の文句を垂れる博麗の巫女
今回の異変は周囲の人(妖怪)を 多く救ったためか、その御礼として いつもより派手な大宴会が
博麗神社で行われた
博麗霊夢
博麗霊夢
その幹事を行ったのは花火を隣で 眺めていた八雲紫であった
八雲紫
こんな素敵な日に説教されては気が滅入る
八雲紫博麗霊夢の説教から逃れるため 隙間を使用し自分の境界内へと逃げ込んだ
摩多羅隠岐奈
八雲紫
どうやらお客がお待ちのようだ
その客というのは摩多羅隠岐奈。 幻想郷の賢者のひとりで 八雲紫の理解者のひとりでもある
いつも通り彼女は椅子に鎮座し 神妙な面持ちで八雲紫を凝視していた
八雲紫
八雲紫
八雲紫
なんて八雲紫自身も博麗神社に 大きな花火を打ち上げた好き勝手した人の ひとりでもあったが
目の前の友人を茶化すように場を和ます
摩多羅隠岐奈
八雲紫
摩多羅隠岐奈
摩多羅隠岐奈は少し声を荒らげると コホン、とひとつ息をつく
摩多羅隠岐奈
八雲紫
幻想入り
別にそれ自体珍しいことではない 忘れ去られし者がここに流れ着く場合もあれば
時々、八雲紫の管理する境界がバグを起こし 外の世界の隙間が空いて、そのまま外の世界 の人間がこちらに迷い込むことがある
八雲紫
八雲紫
八雲紫
八雲紫
摩多羅隠岐奈
摩多羅隠岐奈
八雲紫
博麗大結界を破いた者となると
相当の優れ者か変わり者だ
どちらにせよなかなかの強者で あることに変わりは無いが
摩多羅隠岐奈
摩多羅隠岐奈
八雲紫
すると摩多羅隠岐奈の表情が少し柔らかくなる
摩多羅隠岐奈
摩多羅隠岐奈
八雲紫
摩多羅隠岐奈は返事こそしなかったが
後ろの扉を開いてどこかへ行ってしまった
八雲紫
八雲紫
摩多羅隠岐奈に頼まれたことを 明日に回すことにした八雲紫は
自室へ戻り眠りにつくことにした
翌朝
摩多羅隠岐奈から継いだ異変を解決すべく 博麗の巫女に協力してもらうため
博麗神社に出向く
八雲紫
境内周りは神社とは思えないほどに荒れ
酒瓶などが無数に転がっていて 昨夜の宴会の様子が浮かぶようだった
ただその場には誰もおらず
珍しく皆自分の家へ帰ったらしい 屋根瓦や境内で雑魚寝をしている物は見えない
八雲紫
八雲紫
神社周辺、境内、和室
博麗霊夢が生活するスペースを探索するも 彼女の姿は見られなかった
そもそも早起きと綺麗好きを特徴とする 博麗霊夢が神社の掃除をしていないことが
八雲紫の違和感を徐々に確信へと導いた
八雲紫
すると八雲紫はすぐさまスキマを展開させる
博麗霊夢の元へアクセスを掛けるも
どうにも上手くいかないのだ
八雲紫
ふと、自分の能力が使えないのではと 不安に陥り咄嗟にスキマに入り込む
八雲紫
再び博麗神社へ降りると 八雲紫は御神木に触れた
八雲紫
八雲紫
八雲紫は御神木の声を聞くことが出来るため
博麗霊夢の居場所を御神木に訪ねた
すると御神木は博麗霊夢は幻想郷にいないことを示唆し、それ以外は何も答えなかったのだ
八雲紫
気は進まないが、スキマを展開させ ある場所へ乗り込むことにした
八雲紫
人間界へと降りた八雲紫は 目的の人物を探すべく
東深見高校の屋上へと姿を現した
視線の先には目的の人物が 頭に腕を組んで呑気に昼寝をしていた
八雲紫
八雲紫は容赦なく彼女を浮かせると 軽く地面へ叩きつけた
痛!?
彼女は大袈裟にそう言うと 目に涙を貯めて起き上がり八雲紫を睨む
八雲紫
八雲紫
宇佐見菫子
宇佐見菫子
宇佐見菫子
宇佐見菫子
相当ご立腹である宇佐見菫子は 腹立たしそうに文句を垂れた
八雲紫
八雲紫
宇佐見菫子
宇佐見菫子
八雲紫
宇佐見菫子
宇佐見菫子
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫
すると八雲紫はスキマを展開し 戦闘態勢をとりはじめる
宇佐見菫子
宇佐見菫子は空中へ飛ぶと八雲紫はそれを 追いかけるように空へ向かった
宇佐見菫子
宇佐見菫子
八雲紫
空中に突然粗大ゴミが次から次へと現れる
宇佐見菫子
宇佐見菫子がそう唱えると 空中に浮いた粗大ゴミたちは八雲紫の方向へ 一気に発射されていく
たくさんの瓦礫や粗大ゴミを華麗に避けると 八雲紫も仕返しとばかりに魔法陣を展開する
八雲紫
八雲紫
そう唱えると、大きく黒いスキマが展開され
宇佐見菫子が発動させた アーバンサイコキネシスによる粗大ゴミたちはそこへ一気に吸い込まれた
そしてそのままスキマから無数の弾幕を砲弾
宇佐見菫子はすかさず避けるが、八雲紫は彼女に反撃の隙を与えず
無数の弾幕でひたすら押し続けた
宇佐見菫子
宇佐見菫子
彼女は八雲紫の目の前から突然と姿を消す
八雲紫
八雲紫は次来る攻撃を予測すると
八雲紫はスキマを 自身の後ろに当たるように設置した
宇佐見菫子
案の定
八雲紫の背後に立った宇佐見菫子は 彼女のスキマから砲弾される弾幕をもろに受け
大きくダウンし、よろめいた
八雲紫
八雲紫はよろめく宇佐見菫子をスキマで回収
そのまま彼女と共にスキマに入り込む
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫による攻撃は少々手荒であったが
はじめから宇佐見菫子などを犯人と捲し立てていなかったのだ
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫はケタケタと笑うと、宇佐見菫子は 先程と同じように睨み返す
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
宇佐見菫子
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫
八雲紫
宇佐見菫子
八雲紫
宇佐見菫子
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫
八雲紫
宇佐見菫子
宇佐見菫子
八雲紫
八雲紫
宇佐見菫子
再び宇佐見菫子の首根っこを掴みスキマを展開
宇佐見菫子
宇佐見菫子
宇佐見菫子は目の前に広がる景色に 口を手を当て見つめていた
コメント
1件
ご愛読ありがとうございます。挨拶が申し遅れました、作者の恋詠(こよみ)です🙌🏻 いかがでしたでしょうか。こちらは処女作ではなく、以前にもこのアプリを使用させて投稿させていただきましたので、出戻りという形にはなりますが。まあざっと5年以上は前の事でしたので、仕様も色々と変わっていて、不慣れながらまた楽しく執筆させていただきました。今後もひっそりと応援よろめくお願いします