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八雲紫

どうやら今回も活躍だったみたいですわね、霊夢。

八雲紫

見てみなさいな。この大きな花火を

八雲紫

この花火の大きさはきっとあなたの強さの現れ──

博麗霊夢

どっから出てんのよその花火のお金は。

少し前に異変が起きた。

それは幻想郷のほとんどの妖怪や神が 無力化してしまったというもの

もちろん解決したのは目の前で 花火の文句を垂れる博麗の巫女

今回の異変は周囲の人(妖怪)を 多く救ったためか、その御礼として いつもより派手な大宴会が

博麗神社で行われた

博麗霊夢

いつも私の神社を会場に選んでくれちゃって、

博麗霊夢

一体誰よ、今回の幹事は!

その幹事を行ったのは花火を隣で 眺めていた八雲紫であった

八雲紫

ウフ。

こんな素敵な日に説教されては気が滅入る

八雲紫博麗霊夢の説教から逃れるため 隙間を使用し自分の境界内へと逃げ込んだ

摩多羅隠岐奈

八雲紫

あら。

どうやらお客がお待ちのようだ

その客というのは摩多羅隠岐奈。 幻想郷の賢者のひとりで 八雲紫の理解者のひとりでもある

いつも通り彼女は椅子に鎮座し 神妙な面持ちで八雲紫を凝視していた

八雲紫

なあに、その目は。

八雲紫

それに音沙汰なしに境界に立ち入るなんて、

八雲紫

偉い人だからってこう好き勝手にされては困りますわね〜

なんて八雲紫自身も博麗神社に 大きな花火を打ち上げた好き勝手した人の ひとりでもあったが

目の前の友人を茶化すように場を和ます

摩多羅隠岐奈

異変だ。

八雲紫

歳かしら?異変解決ならもう巫女が・・

摩多羅隠岐奈

ふざけているわけではない!

摩多羅隠岐奈は少し声を荒らげると コホン、とひとつ息をつく

摩多羅隠岐奈

・・何者かが幻想入りをした。

八雲紫

へえ

幻想入り

別にそれ自体珍しいことではない 忘れ去られし者がここに流れ着く場合もあれば

時々、八雲紫の管理する境界がバグを起こし 外の世界の隙間が空いて、そのまま外の世界 の人間がこちらに迷い込むことがある

八雲紫

どうせそれを私が捕獲すればいい話でしょう?

八雲紫

八雲紫

そいつの見た目はどんなのかしら。若い女だったらいいわね〜、肌にも気を使っていること

八雲紫

きっと食感もぷにぷにで、歯にも挟まりにくいはずよ。

摩多羅隠岐奈

それが私も実態を掴めていないのだ。

摩多羅隠岐奈

ただ普通の人間ではないことは確か。自主的に境界を破ったのであろう

八雲紫

ふうん

博麗大結界を破いた者となると

相当の優れ者か変わり者だ

どちらにせよなかなかの強者で あることに変わりは無いが

摩多羅隠岐奈

そこで、だ。もちろん縁の言う通り捕獲が頼みなんだが

摩多羅隠岐奈

生きたままこちらに連れてくること。

八雲紫

お易い御用ですわ。

すると摩多羅隠岐奈の表情が少し柔らかくなる

摩多羅隠岐奈

・・お前ならそう言うと思った

摩多羅隠岐奈

それじゃあ頼んだ。

八雲紫

ええ、また何かあったらそっち行くから。

摩多羅隠岐奈は返事こそしなかったが

後ろの扉を開いてどこかへ行ってしまった

八雲紫

さて、と

八雲紫

まあ明日でいいでしょう♩

摩多羅隠岐奈に頼まれたことを 明日に回すことにした八雲紫は

自室へ戻り眠りにつくことにした

翌朝

摩多羅隠岐奈から継いだ異変を解決すべく 博麗の巫女に協力してもらうため

博麗神社に出向く

八雲紫

あら〜・・

境内周りは神社とは思えないほどに荒れ

酒瓶などが無数に転がっていて 昨夜の宴会の様子が浮かぶようだった

ただその場には誰もおらず

珍しく皆自分の家へ帰ったらしい 屋根瓦や境内で雑魚寝をしている物は見えない

八雲紫

霊夢〜?霊夢〜?

八雲紫

いない?

神社周辺、境内、和室

博麗霊夢が生活するスペースを探索するも 彼女の姿は見られなかった

そもそも早起きと綺麗好きを特徴とする 博麗霊夢が神社の掃除をしていないことが

八雲紫の違和感を徐々に確信へと導いた

八雲紫

霊夢がいない。

すると八雲紫はすぐさまスキマを展開させる

博麗霊夢の元へアクセスを掛けるも

どうにも上手くいかないのだ

八雲紫

一体これは・・

ふと、自分の能力が使えないのではと 不安に陥り咄嗟にスキマに入り込む

八雲紫

能力自体は問題はない。

再び博麗神社へ降りると 八雲紫は御神木に触れた

八雲紫

そう、そうなの。

八雲紫

これはまずいことになりましたわね

八雲紫は御神木の声を聞くことが出来るため

博麗霊夢の居場所を御神木に訪ねた

すると御神木は博麗霊夢は幻想郷にいないことを示唆し、それ以外は何も答えなかったのだ

八雲紫

幻想郷にいない、となると。そうねえ、

気は進まないが、スキマを展開させ ある場所へ乗り込むことにした

八雲紫

よいしょ

人間界へと降りた八雲紫は 目的の人物を探すべく

東深見高校の屋上へと姿を現した

視線の先には目的の人物が 頭に腕を組んで呑気に昼寝をしていた

八雲紫

起きなさい

八雲紫は容赦なく彼女を浮かせると 軽く地面へ叩きつけた

痛!?

彼女は大袈裟にそう言うと 目に涙を貯めて起き上がり八雲紫を睨む

八雲紫

霊夢を連れ去ったのはあなたでしょう?

八雲紫

宇佐見菫子。

宇佐見菫子

はあ?

宇佐見菫子

誰かと思えばそちらの世界の賢者さんですか

宇佐見菫子

そして何かと思えば私を叩きつけてくるなんて

宇佐見菫子

ほんとヒジョーシキですね!

相当ご立腹である宇佐見菫子は 腹立たしそうに文句を垂れた

八雲紫

ヒジョーシキなのはどっちよ

八雲紫

うちの巫女を何も言わずに連れ去るなんてね。

宇佐見菫子

巫女?・・ああ、あの人間のことですか

宇佐見菫子

それなら何も知りませんよ。というか私はただ普通に学校生活を謳歌していただけですって!

八雲紫

学校生活を謳歌している子は授業時間であるこんな時に屋上で昼寝なんてしていませんわ。

宇佐見菫子

なっ。

宇佐見菫子

それはそうですけど・・

宇佐見菫子

でも私はあれ以来、幻想郷へ行っていないし!

八雲紫

じゃあ霊夢はどこに行ったと言うのよ

八雲紫

幻想郷から姿を消したというなら、候補は外の世界のみでしょう?

八雲紫

あなたならこの世界に誰かが来た時に少なくとも感知はできるはずだわ。

宇佐見菫子

その通りですけど、別にわたしは感知も何も

八雲紫

ほらみなさい

宇佐見菫子

だからといって、この世界は広いんですからわたし以外にも疑うべき人物はいるはずでは?!

八雲紫

あなたが真っ先に思いついたんですもの。

八雲紫

この先も学校生活を謳歌していたいのなら、大人しくここで霊夢の居場所を吐く事ね。宇佐見菫子

すると八雲紫はスキマを展開し 戦闘態勢をとりはじめる

宇佐見菫子

ちょっと、ちょっと!

宇佐見菫子は空中へ飛ぶと八雲紫はそれを 追いかけるように空へ向かった

宇佐見菫子

臨戦態勢ですね・・

宇佐見菫子

いいでしょう、私が無実であることを認めさせてあげましょう!

八雲紫

大人しく吐いていれば手荒な真似はしなかったというのに、馬鹿な娘ね。

空中に突然粗大ゴミが次から次へと現れる

宇佐見菫子

アーバンサイコキネシス!

宇佐見菫子がそう唱えると 空中に浮いた粗大ゴミたちは八雲紫の方向へ 一気に発射されていく

たくさんの瓦礫や粗大ゴミを華麗に避けると 八雲紫も仕返しとばかりに魔法陣を展開する

八雲紫

汚らしい。外の世界ってこうも簡単にゴミを生み出すのね?

八雲紫

枕石漱流

そう唱えると、大きく黒いスキマが展開され

宇佐見菫子が発動させた アーバンサイコキネシスによる粗大ゴミたちはそこへ一気に吸い込まれた

そしてそのままスキマから無数の弾幕を砲弾

宇佐見菫子はすかさず避けるが、八雲紫は彼女に反撃の隙を与えず

無数の弾幕でひたすら押し続けた

宇佐見菫子

ちょっ、!

宇佐見菫子

っ!テレポーテーション!!

彼女は八雲紫の目の前から突然と姿を消す

八雲紫

そういえばそんなものも使えたわね

八雲紫は次来る攻撃を予測すると

八雲紫はスキマを 自身の後ろに当たるように設置した

宇佐見菫子

ギャ!?

案の定

八雲紫の背後に立った宇佐見菫子は 彼女のスキマから砲弾される弾幕をもろに受け

大きくダウンし、よろめいた

八雲紫

はい、いっちょう上がり

八雲紫はよろめく宇佐見菫子をスキマで回収

そのまま彼女と共にスキマに入り込む

八雲紫

やっと捕まえた

宇佐見菫子

・・うう、頭が痛い。目眩が、

八雲紫

手荒な真似をした。ごめんなさいね

八雲紫による攻撃は少々手荒であったが

はじめから宇佐見菫子などを犯人と捲し立てていなかったのだ

八雲紫

あなたのことは疑っていないわ。はじめからね

宇佐見菫子

じゃあなんで・・

八雲紫

こうでもしないとこちら側に来てくれないでしょう?

八雲紫はケタケタと笑うと、宇佐見菫子は 先程と同じように睨み返す

八雲紫

それにここにいれば逃げられませんし。

宇佐見菫子

そこまでして私を呼んだには、何か大きな役割が私にもあると思っていいんですよね、?

八雲紫

博麗の巫女捜索以来よ。

宇佐見菫子

・・それだけ?

八雲紫

?ええ。

宇佐見菫子

わたしじゃなくとも、金髪の魔法使いとかさあ!

宇佐見菫子

とういうか!そっちの方の方が私よりも力も体力もありますって

八雲紫

まあまあ。

八雲紫

これで霊夢が幻想郷にも外の世界にもいないことがこれで判明した。

八雲紫

となると

宇佐見菫子

・・

八雲紫

全く検討がつかないわね。

宇佐見菫子

ズコーッ。なんて、古臭いネタはやりません、けど。

宇佐見菫子

そんな手付かずで、一体どう見つけるというんですかあ、

八雲紫

そうね・・

八雲紫

とりあえず幻想郷に向かいましょう。あなたも久しぶりでしょう?

八雲紫

華扇とか。

宇佐見菫子

やめてくださいよ、

宇佐見菫子

頭を下げさせに幻想郷に呼んだわけじゃないでしょう。

八雲紫

迷惑をかけた人間がいたら頭を下げなさいな

八雲紫

とりあえず向かうわよ

宇佐見菫子

ぐえっ

再び宇佐見菫子の首根っこを掴みスキマを展開

宇佐見菫子

縁さん、こ、これが・・

宇佐見菫子

・・こんなところが、幻想郷だというんですか

宇佐見菫子は目の前に広がる景色に 口を手を当て見つめていた

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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ユーザー

ご愛読ありがとうございます。挨拶が申し遅れました、作者の恋詠(こよみ)です🙌🏻 いかがでしたでしょうか。こちらは処女作ではなく、以前にもこのアプリを使用させて投稿させていただきましたので、出戻りという形にはなりますが。まあざっと5年以上は前の事でしたので、仕様も色々と変わっていて、不慣れながらまた楽しく執筆させていただきました。今後もひっそりと応援よろめくお願いします

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