ゾムさんが…そんな訳ないっ！！

ショッピside

俺は今B国の任務が終わって帰ってきた

そう、俺が帰る時には絶対玄関に居て、

｢ただいま！｣と微笑みながら言うゾムさんの姿が無く、 コネシマさんが｢ゾムはいない｣と言った。 ゾムさんには絶対何かあったんだろうと思った。

ゾムさんがスパイなはずない

第一仲間思いのゾムさんは裏切ったりしない。

俺の名前を呼んでるコネシマさんの声も無視して、

ゾムさんの部屋に向かう

ショッピside

そこで目の前に広がったのは、

何も無く、ベッドと机が置かれているだけだった。

喉の奥からなる音が聞こえた。

振り返ると、皆さんが立っていた。

俺は無意識に胸の前で手を握る。

この行為は俺が泣きたくなる、悲しいって言う感情の時に現れる行為だ。

墓と聞いて、皆さんの方を見ると、 さっきの心配する目ではなく、疑うような目で見て来ていた。

｢なんでそんなゾムの味方するん？ショッピくんもスパイなん？｣ と疑いの声を掛けながら

まただ、でも今度は違う、片手で胸の前で手を握るのは、泣きたい、悲しい感情のとき、でも、今のは両手で神に祈るように胸の前で握るのは、

目の前にいる人たちを｢邪魔｣と思った時だ

イライラしてきた

邪魔だな…

なんか…

部屋に行ったら“何か”がありそう

怒りで溢れたような赤色

ショッピside

走って自分の部屋に来たものの…何しよ…あれ…？

そこにはゾムさんの字で右上に｢ゾム｣と、書かれている。

急いで開くとパッと見て3枚入っている

『ショッピくんへ ショッピくん、任務お疲れ様 この手紙を見てるってことは、任務は上手くいったってことやな。 ま、ショッピくんやったら出来るって信じとったけどな。 俺は今、スパイって言われて、部屋に閉じ込められとる。 ショッピくんが任務いって3日後くらいにシャオロンの部下が ｢ゾムさんは、S国のスパイらしいですよ｣ って言ったんやって。 始めは全員誰も信じなかったけど、ロボロと大先生が調べたところ、俺がS国の元兵士やってことが、書かれててんて。 ま、ほんまの事なんやけどな。 でも、ここはめっちゃ楽しいとこや、 やから、裏切らんとこって思ってん やから、疑われたときめっちゃ悲しかった。』

2枚目

『ショッピくんにお願いがあんねん、 それはな、今から書いてることをやってくれん？ グルッペンには、頑張りすぎとったら手伝ってくれん？ トントンには、たまに休ませてくれん？ オスマンには、お菓子とかたまに与えたってくれん？ ひとらんには、ご飯の時に｢美味しい｣って言ってくれん？ 大先生には、ガバッとったらこそっとなおしたってくれん？ シャオロンとシッマには、たまに手合わせしたってくれん？ ロボロには、監視とか手伝ってくれん？ チーノには、新しいこと教えたってくれん？ エミさんには、図書室いって本のこと一緒に話してくれん？ 兄さんには、帰ってきたらいち早く｢おかえり｣って言ってくれん？ しんぺい神には、怪我してなくても医療室に行ってくれん？』

『ショッピくん、最後に いつもありがとうな、任務の間に秘密で話してた時が1番楽しかった。 でもな、もう俺限界や。 やから、自殺しよって思ってる。てかする。 今までありがとう、あと、俺の部屋の鍵付きの棚全部開けてみて。 それを全部もらって、紙も入ってみるからそれ並べてみて、 そしたら、わかる。 大好きやで！ ゾム』

ショッピside

急げ…

なんでいんの、この人達は今は必要ない

が

…はやくしやな……そうしないと……

全てが壊れる気がする

ポケットから鍵を出し、まずは机の2つの鍵付き棚を開ける

恐らく皆になんかして的な感じやろ…

なんやろ…

確か次は…ベッドの下やった気がする…

あっ！ポケットっ！

｢皆に手紙見せて｣かな…

何か……視線感じる……

クローゼットから……

なんで……

ゾムさん…

の霊が…？

触、れた……

なんて思うんやろ…？

読み終わりました

ぶっ○したい…

マジで嫌や、死のかなー

━━━━バンッ