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_??

かごめ

かごめ

籠の中の鳥は

いついつ出やる

夜明けの晩に

鶴と亀と滑った

後ろの正面

だぁあれ?

 

……随分と、昔の動揺を覚えているのだな

ハル

……この動揺…まるで、昔の私みたいでしょう?

ハル

鳥籠の中から出られず、夜明けの晩に私は逃げ出して……

ハル

…………後ろに生きた人間は居なかった

ハル

私は貴方と違って、記憶力は昔からあるんですよね

ハル

………ねぇ?カデル

ハル

私はあんたの顔を1度たりとも忘れたことは無い

カデル

いつからお前は私を呼び捨て出来るほど偉くなったんだ?

ハル

……何?

ハル

なんか文句ある?

カデル

ありまくりだ

カデル

ガキはガキらしく外で遊んでろ

ハル

私があんた達の話を1度でも真面目に聞いたことがあった?

カデル

あぁそうだな、大昔までは聞いてくれていたが?

ハル

それは大昔でしょうに

ハル

昔と今は全くの別物だよねぇ?

ハル

というか、私があの部屋から出た後捕まったんじゃなかったんだ?笑

カデル

ふん、あんなのお芝居だ

カデル

警備員には私の傘下も混じってるんでね、簡単に抜け出せる

ハル

へー、それは凝ってる事で

ハル

……まぁ、そんなのどうでもいいよ

ハル

あんたに聞きたいことがあったんだ

カデル

ほぉ?

ハル

………何人、殺した

ハル

幾つの家族をお前はその手で殺した

カデル

………逆に

カデル

お前は食べた米粒の数を覚えているのか?

ハル

……………

ハル

…腐れ外道が……ッッ!!

カデル

ただの実験体のガキがいきがるなよ…ッ!!

ハル

今ここで、お前を殺す…ッ!!!

カデル

やれるものならやってみろ!!

カデル

もう一度あの場所で、私の野望に付き合ってもらうぞ!!

ハル

誰が好き好んであんな悪趣味な実験に加わるかッ!!!

ダッ

フッ

ドガンッ!!

ユウ

やっと巻けタァァ!!!

花流

はぁ、はぁ……っ流石に、疲れた…!

<『2人とも』(しのか)

花流

……あ…?…しのか、か

<『どうしてそんな所にいるのか聞いていい?』(しのか)

ユウ

『ハルはこっちにいるんデショ?』

<『……どうしてそう思うの?』(しのか)

ユウ

『この戦争でこっちは人数的にギリ戦になってル』

ユウ

『まぁ負けることは絶対に無いだろうケド』

ユウ

『普通なら大将の首を取れば終わるモノだケド、今回はそうではないハズ』

花流

『なら、根元から掘り返すハルなら、元凶となる大元を取りに行くはずだろ』

花流

『だから、“ここ”だよ』

<『ハルがそこにいる証拠はあった?』(しのか)

花流

『俺らがここまで言ってもあいつはインカムに反応しない』

花流

『それが証拠だな』

ユウ

『ハルって、彼奴が絡むと冷静で居られないんデショ?』

ユウ

『ならここまで何も言い返さない、もしくは反応しないってことはそれだけ今目の前に集中してるってことだよネ』

<『でもね、そこが敵の本拠地なの知ってて行ってる?ボロボロになって帰ってきてハルに見つかったら小言を言われるの僕なんだけど?』(しのか)

<『……俺…が、ぃる……』

ユウ

ンェ?

紗佳

……………

花流

紗佳?どうしてここに?

花流

あっちはもう大丈夫なのか?

紗佳

………フルフル

紗佳

……ふたり、が……いな、いと……

紗佳

……………勝ち目………なぃ

花流

ユウ

………あー、ソッカ……

ユウ

じゃ、早く片付けないとネ?

花流

……………はは

花流

だな

花流

『てことで、いいよな?しのか』

<『…紗佳がそっちに行ったんだ………まぁ、いいよ。ついでにあの迷子犬捕まえてきてよ』(しのか)

ユウ

『ハーイ…w』

<『よろしくね』(しのか)

ドガンッ!!

ユウ

ッ!?

花流

!!

紗佳

………!

<『…3人とも。気を抜かないように。』(しのか)

3人))……了解。

しのか

……………

しのか

どうして、そこまで執着するんだろう…

しのか

…………実験?

しのか

なんの?

しのか

………脳移植の

しのか

……いや……記憶移植の…

しのか

………さしずめ

しのか

小さい頃からあのカデルによって無駄な実験に付き合わされて、何かあったんだろうけど

しのか

…………心配、だなぁ…

しのか

(僕たちはハルについて全く知らない)

しのか

(ただただ、あの人から詮索するなと言われて、今まで何も聞けなかった)

しのか

(でもこの数ヶ月で、あの人達が絡んだことによって結構吐いてくれた)

しのか

(それを元に、僕個人で調べ直した)

しのか

(そしたら、ある記事が当たった)

「―‐56年、X国の地下から突如爆発!?城下町に被害無し。X国総統とその他幹部や専門医師・研究員が全員刺殺されていた!?」

しのか

…………はぁ…

しのか

………何、してるの…

しのか

……ハル………

ガキンッ!!

ハル

そろそろギブアップしてもいいんじゃないのー!?笑

カデル

抜かせ…ッ!!まだまだ!!!

カキンッ!ドカンッガンッ!!

ドンッ!!

カデル

ガハッッ!!

ドサ

ハル

……あはは…弱いなぁ…

カデル

……チッ…化け物め…ッッ!!

ハル

…………はぁ?

ハル

なんで?私を“造った”のはあんた達でしょ?

ハル

なんで私だけを化け物扱いする訳?

ハル

化け物なら他にもいるはずだけど?

ハル

私は大人の思考を持ってるってだけで肉体は子供なんだけど?

ハル

これだけで化け物って言えるの?w

ハル

……言っとくけど、私に着いてきてくれている者達は私に近い、もしくは上回る力を持ってる

ハル

幹部の子達に関しては既に私より強い、私ですら敵わない

ハル

この意味、分かる?

カデル

………はっ

カデル

つまりお前らの国は化け物だらけという意味なんだろ?

カデル

はぁ…全く笑わせてくれる

カデル

やはりあの時お前を見逃したのは間違いだったか

ハル

………へぇ?

ハル

よくもそんな軽口が叩けたね?

ハル

あの時「自分も殺される」と思って逃げ出した腰抜けがさぁ?w

カデル

……ッ黙れ…!!!ギリ…ッ

ハル

あぁ、図星なんだ

ハル

家族も仲間も全て置いて逃げて?

ハル

帰ってきたら全て燃えてました?

ハル

だから復讐しに来ました?

ハル

逃げ出したあんたが悪いんじゃん

ハル

残念だったね?

ハル

あの時に逃げ出さずにいれば、今頃家族と一緒だったのにねぇ?

カデル

黙れぇぇぇッッ!!!!

ガンッ!!

ハル

………感情に任せた力なんてさ

ハル

戦闘において全く意味を成さねぇんだよ

ガッ!!ドスッ!

カデル

…ガ………は…

ドチャドチャ

ハル

…………

グッ…グチャ

カデル

う"……ッあ"…

カデル

……ぐ、ッそ…がぁァぁぁ!!!!

ハル

はぁ…うるせェな

ハル

何、叫ばないと死ねない訳?

ハル

相っ変わらず分からないな、人間は

カデル

お前ッはぁ、自分が人間では無いと、言いたいのかッぁ…!!

ハル

…………違うんだろ?

ハル

化け物なんでしょ?

ハル

化け物って人間なのかなぁ?w

ハル

化け物は化け物らしく、人間を下に見ててやるよ

ハル

特に…お前みたいな奴限定だけどな

カデル

………ッッッ…!!!

カデル

……狂ってやがる…ッ!!

ハル

…………アハ

ハル

あんたが言うことじゃねぇだろぉが…(((重低音

カデル

……ッッ!!

ヒュッ…!!

花流

まだ殺すなよ、ハル

ピタ

ハル

……………

ハル

………何故止める?

クロノア

カデルにはまた色々と聞かなければいけない事だらけだからだよ

ハル

………どうして貴方が?

クロノア

たまたま通った、とだけ

クロノア

取り敢えず、まだ殺しちゃダメだよ

クロノア

ハル

クロノア

これ以上手を汚してはいけない

ハル

……もう

ハル

遅いんだけど

ユウ

だとしてもダメ

ユウ

この人もさっき言ってたデショ?

ユウ

俺達だってそいつに色々と聞き出さなきゃいけない事だらけダヨ

紗佳

………ん。……同、…感

紗佳

まだ………駄目…

ハル

……………ふぅ……

カデル

あ……だ、すッ……が…

フッ

花流

あっ、ちょ

ガンッ!

カデル

ッぁ…

フラ…ドサッ

花流

………っはぁー……

ハル

……………

ユウ

イッタソー……w

俺達は最強の軍だった【参加型】【完結】

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