きんとき
ほら

きんとき
そこのソファ座って

ぶるーくをソファに座らせればいきなり深くフードを被った
きんとき
何飲みたい〜?

broooock
......

でかいやつがわかりやすく落ち込むとなんか見た目がなぁ
きんとき
.....ん〜...

俺はコップを手に取り半分くらいまで水を汲んで彼のところへと行った
きんとき
ぶ〜る〜く〜

きんとき
ッ!

broooock
ねぇ......ッ

broooock
僕どうすればいいの.....ッ?

隈を濃くつけた目から涙を流しそう訴える彼は見るからに限界を超えていた
きんとき
あ〜.....

broooock
わかんないんだ.....ッ

きんとき
......

そして支えてあげなければいけない存在であるはずのぶるーくも壊れかけている
きんとき
ぶるーく!!!!

broooock
はぃ!?

俺が思考を止めて彼の名前を強く呼べば彼は大胆にこちらを振り向いた
きんとき
......w

broooock
......w

きんとき
www

俺が笑いを堪え切れず笑いを漏らせば彼も微かに微笑んだ
きんとき
.....ぶるーく

きんとき
お前はあってるんだよ

きんとき
間違ってなんかない

彼を支えるために頭を悩ませているだけで正しいはずなのに
きんとき
いくら悩んでもいい

きんとき
でも

きんとき
それは悪いことじゃないってことだって自覚して

きんとき
だって

きんとき
あいつにとっての支えはお前なんだから

broooock
でも......

broooock
今何も支えられてない.....

きんとき
『今は』でしょ?

きんとき
ずっと支え合ってきたんでしょ?

きんとき
お前らなら何でもできるよ

弱った彼を思い浮かべたのか彼はまた目を湿らせ始めた
きんとき
も〜

きんとき
俺はその顔どーにもできないからね?

きんとき
きりやんにどうにかしてもらってよ

きんとき
うぉ

きんとき
大丈夫か?

broooock
ねぇ!!

broooock
きんさん!!

きんとき
な、なに?

broooock
僕やんさんに会ってくるね!!

きんとき
....はぁ

きんとき
わかったから

きんとき
早く行ってやれよ

きんとき
きりやんもぶるーくを待ってるかもしれないじゃん

半ば呆れながらにそういえば謎に目を輝かせた彼は俺の肩を叩きながら玄関へと走り去って行った
broooock
きんさん!

broooock
ありがと!!
