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彩香

ふぅっ…

だんだん心の整理が着いてきた

だけど、ここがどこなのかは全然分からない

彩香

無一郎

…落ち着いた?

彩香

あっはい

彩香

あ、あのっ…つかぬ事をお聞きしますが…

無一郎

彩香

貴方は…誰なんですか?

無一郎

…もしかして僕のことおちょくってる?

そう言って目の前の男性は眉間にシワが寄った

無一郎

僕は君の師範なんだけど

彩香

…えっ?

無一郎

はぁ…やっぱりおちょくってるよね?

彩香

いっいや、そんな事はないんですけど…!

師範…師範っ?

師匠じゃあなくて?師範?

彩香

し、師範っ?って…

無一郎

はぁ…もしかして君も僕と同じ事になってる?

彩香

えっ?お、同じ事って…

無一郎

だから、記憶消失だよ

彩香

きっ、記憶消失…っ?

わたしは一気にこの人が何を言っているのか分からなくなった

無一郎

はぁ…

無一郎

僕の名前は時透無一郎、君の名前は白石彩香

彩香

さや…か…

彩香

えっと…時透さん…っ?

無一郎

師範ね

彩香

し、師範…っ

彩香

いや…あのっ…

無一郎

彩香

ここは…どこ…なんですか?

無一郎

…やっぱり僕の事おちょくっているよね

彩香

いやっそんな事はないんですけど…

無一郎

だったら…何?

彩香

と、とりあえず…ひ、1人にさせてくれません…?

無一郎

何で?

彩香

おっお願いします…っ!

無一郎

はぁ…

無一郎

分かったよ、また始めれるなら呼んで

彩香

は、はい

ガラガラガラ…

彩香

まず、わたしは今の状況を整理した

わたしは前世?は死んだ

そしてまた生まれ変わって、白石彩香という人の体になっている

だけど、記憶は受け継がれていない…

そして、あの男性は時透無一郎…

彩香さんの師範…らしい

だけど、わたしは彩香さんではない

彩香さんとは別の人格…

彩香

ますますよく分からなくなってきた…

彩香

(それより…彩香さんの人格はどこに行ったんだろう…)

彩香

はぁ…

彩香

(そういえば…彩香さんの部屋なんだよね…ここ)

彩香

ゴソゴソ…

彩香

わたしは何を思ったのか彩香さんの私物を漁った

身元を特定できる物があるのか

彩香

…日記?

本には「毎日日記」と書かれていた

彩香

…ペラペラ

七月二十一日 今日は師範と気配を消す稽古をした。師範にたくさん褒めてもらった

彩香

(日記が7月21日で止まっている…)

彩香

(て事は…今は七月二十二日か…それ以上か…)

彩香

(やっぱり…彩香さんの人格があったんだ…)

彩香

(だけど…もう、彩香さんの人格は死んでいるのかな…?)

彩香

だけど、彩香さんの人格が死んでいるとなると…

何故わたしの人格と入れ替わったのか説明がつかなくなる…

彩香

…?まだ書かれている…

拝啓 優草 紗奈

病弱少女は転生する

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