孤独な俺__

起きろ_________

誰かに声をかけられた様な…？

目が覚めるとそこは病院。

俺は死んだんじゃなかったのか…？

視界がぼやけて良く見えないが ここには複数人いる様に見えた。

3日もの時間を無駄にしてしまった

そんな罪悪感とあんな奴の為に 時間を割いた自分に対する後悔で 胸がいっぱいだった。

…でもなんで、

この人達は俺を 助けてくれたのだろうか

こんな俺を…

皆…凄く素敵な名前だ。

…それに

この人達は信じても…いいかも

そんな気がした

あれ……？

俺、名前なんだっけ？

この人……凄く優しい

温かみがあるな。

名前を付けてもらう…か

期待と少しの不安が混ざった 不思議な気持ちだ。

ドイツとかどうかな？！！

少し明るめに言ってみた。

…本人より周りのが喜んでる様に 見えるんだけど

気のせいよね…？

あ全然気のせいじゃなかった

ドイツはワクワクした様な表情を している。

その姿がなんだか可愛いと思った

ずっと疑問に思っていた事がある。

意を決して聞いてみた

他の3人も少し気になっていたのか 真剣な顔になった。

ドイツは全て話してくれた。

今まで皆から避けられていた事、 突然兄弟について聞かれ、曖昧な返事をしてしまい理不尽に殴られた事、そしてそのせいで気絶してしまった事…

心が痛かった

針にでも刺されたかの様に。

僕達4人は…ドイツと……

真反対の暮らしをしていた。