ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
-hotoke-
僕らの家は稲荷家
世界有数の祓い屋一家だ
学校ではお金持ちと羨ましがられていたがなんでもかんでも買って貰える訳じゃない
なんなら勉強道具や祓い具しか 買ってもらえない
だが、僕らは勉強ができない 代わりに祓い屋としての素質がずば抜けていた
そのため、最高の世代になるだろう と言われていた
だが
ある日の事だった
父親が蒸発したのだ
そのせいで母親は怒り狂い
包丁を出す騒ぎになった
それで僕らは手首に切り傷を負った
だけど兄弟の証みたいでなんだか 嬉しかった
お互いが辛い時に その傷を見せ合った
「僕らは兄弟」
その証だから
いつものように朝「おはよう」「行ってらっしゃい」夜「いただきます」「ごちそうさま」そして「おやすみ」を言うところだった。
母親がかえってきたのだ
いつもなら朝帰り。夜は遊んできて 時間があれば殴る。
また殴られるのかと 妹と震えてた
だけど告げられたのは
「里親がみつかった」
ただそれだけだったのに
言われた言葉の中で一番辛かった。 きっと妹と離れるのが嫌だったから
そのうち、里親との面会があって
妹、「かりぃ」の方は 綺麗で優しそうな人だった
僕の方は、、
厳しそうな人だった
そのうち、僕は引きとられた
別れの時にかりぃとあの証を みせあえばよかった
そうおもい続けて
祓い屋の仕事も手に付かなくなっていた
だけどあの日。 引き取られる前夜。
母さんの部屋に行って こっそり取った サファイアピンクとアクアマリン の宝石
それで指輪を作った
その宝物をかりぃにあげた
僕には似合わないから
かりぃを
かりぃを危険から守れるように
そう。願いをこめて。
そのあとは悲惨だった
殴られて
殴られて
殴られて
何度も叫んだ
痛い
ごめんなさい
助けて
そう叫んだ
相手も相手で
止めてくれなかったけどね
二十歳になってすぐの時
僕は家を飛び出した
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もっと、もっと走らないと
追い付かれる
そう思って死ぬ気で走った
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「一人にッしないでッッ!」
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ないこ
ないこ
ないこ
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ないこ
ないこ
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-hotoke-
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ないこ
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ないこ
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ないこ
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ないこ
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ないこ
ないこ
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カラス
???
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カラス
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いれいす(いむくん抜き)
ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
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