…あれから数日後
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凪が、渚を刺そうとした日から 凪は俺を避けるようになった
凪はここ最近、おかしい 俺と付き合ってるって錯覚して、レイプしてきたり…俺の恋人の渚を、殺そうとしたりした
正直、正気じゃないと思う。 …でも、
ro
凪にセックスされたあの日、 俺は快楽に耐えきれず、凪の恋人になるって言ってしまった。
そのせいで、凪は勘違いして、渚を刺そうとしたのかもしれない。ほら、現恋人を守るためにそいつの元恋人を…みたいな話、よくあるだろ?
仮に本気で凪が俺を恋人だと思ってるのだとしたら、やりかねないかもしれない
ro
本来なら警察に通報するところだけど …凪がいなくなるのは、俺のサッカー人生もなくなるようなもんで
渚にも口止めして あのことは無かったことになっている
凪もきっと、いつ俺たちが警察に行くか怖くて話しかけられないだけだろう。
ro
なんで凪がああなったのか。なんで凪が俺を恋人だと思ったのかは分からねぇけど
俺は大切な"宝物"を捨てることは できなかった。
あれから数日後
渚が死んだ
死因は飛び降り自殺らしい。
ro
俺は渚が好きだった。 渚もきっとそうだったと思う。
唯一俺を、御影じゃなくて 玲王として見てくれた、渚が大切だった。
凪も大切だけど…それとは別ジャンルっつうか。 どっちも大切だったんだ
でも、俺は両方失った
凪はあれからずっと、俺と話してくれないし
渚も、いなくなった。 自殺なんか、する雰囲気じゃなかっただろお前…
いや、俺が気づけなかったんだ。 俺が、2人とも大切にしたくて、どっちも中途半端にしたから…
ro
凪がああなった理由に、もっとちゃんと向き合えば、今もアイツとサッカーできてたかもしれない
殺されそうになった渚に、ちゃんと向き合ってれば、渚は今も隣にいてくれたかもしれない。
ro
欲張りな俺だから こんなことになったんだ。
全部、全部俺のせいだ。 死ぬなら…俺が死ねばよかったんだ
ro
泣く資格なんてないのに 涙は止まってくれなかった
渚の葬式が終わり、夜道を1人で歩く
ro
雨…
「私、雨って好きだな…周りを遮断してくれてる感じしない?」
「何も気にしなくてよくて…息がしやすい」
ro
「雨…俺雨って好きじゃないなー」
「じめじめしてるし…あ、でも練習なくなるのは嬉しーかもー」
ro
2人とも、ごめん
もしも時が戻るなら…俺は、 もっとちゃんと…っ
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コメント
1件
続きめちゃめちゃ楽しみですっ!!!