赤くん総受け

紫×赤

苦手な方は他の作品を読んでくれたらありがたいです

𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡

俺も君が好き

と俺の1つ年下の幼なじみが急に言い出した

俺は一瞬何を言っているのか分からなかった

正直信じたくなかった

だって、俺も好きだから

なーくんの事

幼なじみの恋だもん

協力…しなきゃ

はぁ…これから俺どうなるのかな〜…

そうミキが言ってそっちを見ると確かになーくんがいた

話しかけたい、でもミキが優先…

ちゃんと…笑えてるかな…？

ドキッ

あ、だめだめ！ドキッとしちゃダメ！

諦めなきゃ…！

あ、ミキの顔…真っ赤…

そう言ってミキのおでこに手を当てるなーくん

見てるの…結構辛いな…

お互い手を振って教室に戻った

ミキ…なんか楽しそう…

頑張ってサポートしなきゃ！

それからお昼の時間になり今なーくんのクラスの教室の前にいます

ほんと、ミキはダメダメだな…

なんて思い教室に入ろうとしたら

コソッとゆうと少し緊張しながらも

誘ったミキ

めっちゃ顔に出てるけど？w

まぁ…なーくん鈍感だから気づかないか…

あ、いい感じに喋れてる

俺も、なーくんと喋りたいな…

って！何考えてんだ！

よしよし

はっ！ミキが見てるんだ！隠さなきゃ！

良かった…気づかれてない？

このお昼の時間も2人はずっとお喋りしてた

好きな本の話だったり、勉強の話だったり…

俺なんか本全然読まないし頭も良くないから話についていけない

なーくんも楽しそう…凄く笑ってる…

この気持ちは忘れよう…

そう思いいっぱいなーくんについてミキに話した

好きなタイプや好きな食べ物

全部、ぜーんぶなーくんのことを話した

正直俺だけが知っとけばと思っていた

でも今はミキの為にいっぱい教えている

今俺は屋上にいる

俺にとって屋上は逃げ場

ちょっと辛いなって思ったらここに来ている

そこに居たのは俺の大好きな人だった

友達…か

俺は屋上から出た

ここにいたら言いたいことを全て吐き出しそうで怖かったから…

もう…やだ…

これ以上好きにさせないで…

俺は我慢できなくて泣いてしまった

最近りいぬくんの様子が可笑しい

俺とミキちゃんとりいぬくんで喋っている時なんか凄く辛そうな表情してて

今にも消えそうだった

俺と喋る時も全然楽しそうじゃないし…

そう思って少し気分転換に屋上へ行った

屋上は俺にとって生きがいで落ち着くんだ

屋上の扉を開けるとそこに居たのは今考えていた彼だった

今も凄く辛そう…てか、ため息ついてたし…

絶対悩みあるな…

ほらまた…無理に笑ってる…

俺はもうりいぬくんが無理に笑っている所なんて見たくないと思ってそう言った

友達…ほんとは違う

俺にとってりいぬくんは…

そう言って屋上から出てしまった

屋上に出る前…りいぬくんの目から涙が出た気がしたけど…気の所為かな…

1年が経ち俺となーくんは受験生になった

勉強勉強で全然なーくんと会ってないし喋っていない

ミキとなーくんは喋ってるみたいだけど…

上手く行ってるのかな…

そんなある日いきなりミキが俺の所へ走ってきた

え、告る…？なーくんに？

はは、そっか…そっ、か…

急に黙り込むミキ

はぁ…明日か…

成功…するのかな…？

そして次の日

いよいよ今日ミキが告白をする日

ﾁﾗｯ

俺は今なーくんのクラス教室にいます

なんか…これ怪しくねぇか？

つい、びっくりしすぎて変な声がでた

俺は急いで教室へ戻った

私は今日、ななもり先輩に告白する

正直…上手くいかないと思っている

でも！ここ1年間アピールしまくったから大丈夫だよね！

ほんと、りいぬ優しいな〜…

よし！頑張ろう！

トコトコ

屋上の扉の方から階段を上がる足音が聞こえた

やばい…マジで緊張する…

ｶﾞﾁﾔｯ

ななもり先輩が好きです！！

ついに言った…

俺はここにいるのが辛くて屋上から出た

告白…成功したのかな…

そう言って袖で俺の涙を拭ってくれた

なーくんは頷きながら俺の話を一生懸命聞いてくれた

絶対叶わないと思っていた恋が今叶いました