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日本
イギリス
英日注意 ちょいといかがわしい描写あり
日本
出社し、会社の一階にあるコンビニで緑茶パックを買おうとしたところだった。
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彼も朝食を買いに来たのだろうか、サンドイッチのコーナーで立ち往生をしていた。
さて、自分は探し物の位置も知っている事だし、さっさと取ってこようか。 この小さいコンビニの常連と化している日本には、何がどこにあるかなど問題にすらならない。
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今、日本にオノマトペを足すのなら“プスー”だろう
不意に言われた「honey」に頬を赤つつ、恨めしさがてら緑茶コーナーに行きながらイギリスを横目に見る。
彼は、オフィスでも味が人間用ではないと有名なサンドイッチを手に取り、レジに並んでいた。
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別にそういうわけでは無いのだが、不思議な味にも対応しているのは事実であった。
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仕事終わりに飲みに行こうとアメリカと話していると、イギリスがふらっと現れたもんだから誘ってしまった。
ただそれだけの事だが、久々に彼と長い間一緒に過ごせるのは嬉しいものだ。 日本は一人静かに心を踊らせていた。
…まあ、アメリカは急用が入ったため、除け者となったわけだが。
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「居酒屋」という言葉を口にした瞬間、イギリスの美しい顔は歪んだ。それはもう、謝ってしまうくらいには。 彼の気分では無いのだろう、まずまず居酒屋の香りがスーツに染み付いてしまうことに嫌がったのだとは安易に想像がつく。
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秘技、オウム返し!
なんて疲れたせいか回転の悪い頭でそう唱えてみる。
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彼には口頭で敵わない。
そう再認識した日本だった。
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彼は言いくるめるのが上手い。 今回も無事に押された日本はアルコールの入った頭で正常な判断が出来るのかと疑うことすらせず、イギリスの言葉通り考えない事にした。
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「まだ飲めるでしょう?」
そう言い彼を煽ってしまった。 結果はどうだ、話題は彼方此方へ飛んでいき、と思えばにへらと笑って自身を褒める。
元々飽き性な日本のことだ、何種類もの酒を自身が手洗いに席を外した時に注文したのだろう。
目の前には、イギリスさえも頬を引き攣らせてしまうほどのカクテルが鎮座していた。
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だらだらと他愛も無い会話を続けていく。
と同時に、日本に無理やり水を飲ませた。
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何をするんだ! と目線で訴えかけてくるも、こちらは貴方の為に飲ませてやっているんだ。感謝こそされど恨まれる筋合いなど無い。
見る人によっては扇情的な光景だが、本人たちは割と必死である。
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「お客様、こちら側から失礼いたします。先ほど注文なされたカクテルでございます。ごゆっくりどうぞ」
店員の声が近くで響く。
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パチパチ、と胸の前で拍手をする日本。
普段のイギリスなら勘当ものだが、相手が日本ではそれも叶わない。誰よりも彼に甘いイギリスは、ため息を吐きながらも甘いカクテルを飲み干していく。
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間髪入れずにため息の後に驚きの声が漏れた
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遠くからバチコン!とウインクをするマスターが視界の端に映る。ここまで人に理不尽な苛立ちを感じるのは久々である。
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ただでさえ真っ赤な顔が、みるみるうちにさらに赤くなった。自身の目で見つめてみれば、熟した林檎のようになり、目は涙の膜に飲み込まれる。
心底美しい。 ただその言葉しか出てこない。
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そんな雅妖な表情で、名前を呼ばれてしまったら。
日本
頷くしか、選択肢は残されていないのではと錯覚してしまうではないか。
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イギリス
互いの吐息が絡み合いながら、深く深く口付けをする。
ふと目を開ければ、目の前には美しいお顔があって。
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酒のせい。この言葉も、行動も、全部全部お酒のせいだから。
時には愛情を素直に伝えるのも、悪くは無いと考えるのは必然なのだ。
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ドロドロと、甘い渦に飲み込まれて、侵されていく。
翌日の予定など、蚊帳の外である。
今、世界には僕たちしか居ないのだから。余韻に浸る余裕などとうに無く、ただ愛に溺れて行くしか考えられないのだ。
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イギリス
翌日に二度と酒なんて飲まないと叫んだ日本の話は、また今度。