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風莉
ま、とりあえずここで半分って感じかな。
風莉
ﾊﾟｸｯ
風莉
……ん？何？
風莉
そんな黙んなくていーよ(笑)
風莉
もう気持ちに折り合いはついてるし。
ジュン
_____でも
ジュン
(流石に話しにくいよなぁ…
凪沙
………風莉くん。
凪沙
気づいてあげられなくてごめんね。
風莉
…………
風莉
………いーや？
風莉
凪沙は悪くないでしょ。
日和
風莉くんの言う通りだね。
日和
凪沙くんのせいなわけないでしょっ？
日和
全ての元凶はあの英智くんだね！！
風莉
…別に、それが全てってわけでもないよ。
風莉
元は僕が悪かったんだし。
茨
……………………
ジュン
…俺は、
ジュン
それはないと思いますよぉ、
風莉
…！
ジュン
だって元々、風莉は夢の先を変えたかったんでしょう？
ジュン
それ、遡れば夢ノ咲の生徒が悪いっすよね、
風莉
………………
風莉
…ジュンの名前は、『純粋』から取られたのかなぁー？
ジュン
…え、急になんすか？
風莉
君は純粋だねーって言ったの。
風莉
…胸糞悪い話だけどさ
風莉
僕がそもそも手出ししなければ、アレは起きなかったんだよ。
風莉
そうすれば、僕自身も傷つかなかったってわけ。
風莉
…自分から、火の海に飛び込んだようなもんだよ。
風莉
火を消すために、命を覚悟で飛び込んだのにさ。
風莉
___ほんっと
風莉
バカすぎて嫌になっちゃうわー(笑)
茨
相変わらず、
茨
お人好しですね。
風莉
…………は、…？
風莉
…何？茨。
風莉
お人好し？僕が？
風莉
どこをどう見てそう言ってるの、(笑)
茨
だってそうでしょう？
茨
先程、今の貴方がああ言っていても
茨
一年前の貴方はそれを行動に移しているんですから。
茨
………結局、最後まで他人のことばかり考えている、
茨
これをお人好しと言わず、なんと言うのですか？
風莉
…………………
風莉
…うっさいなー、茨は。
風莉
僕のキャラを崩さないでくれる？
風莉
それはあんたが一番嫌なことじゃないの？
茨
……………………
ジュン
ああー！！はいはい、
ジュン
2人とも険悪な空気はやめてくださいよぉ…！
ジュン
(この2人いつも仲悪いよなあ…
風莉
………
茨
………
日和
はいはい！睨み合わないっ！！
日和
まったく、ジュンくんの言う通りだね！！
日和
険悪な空気はなしっ！
凪沙
…うん、
凪沙
…仲良くね、茨、風莉くん
凪沙
…君たちの仲が悪いと、私が困ってしまうな。
茨
…申し訳ありません、閣下。
風莉
…ごめん
風莉
…………………
風莉
…気持ちに折り合いはついたって、言ったけどさ、
風莉
少し、モヤモヤしてるところもあるんだよね。
ジュン
…モヤモヤ、？
風莉
…うん
風莉
あの後…僕は家に帰ったんだけど
風莉
母さんがなぜか帰ってきてた。
だから
嫌な予感に鳥肌が止まらなかった
そして、僕はこの時
少し記憶障害を発症していたらしい
だから
1日前に起こったことも
僕の記憶からは抜け落ちていた
風莉の母
…………………
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