ごめんね、【完結済み】

※キャラ変注意※ 紫ーくんでてきません この話は本人様とは一切関係ありません！ その他もろもろ苦手さんは回れ右です！

それじゃ…

れっつごー！！！

さとにぃが必死に僕を引き上げる

宙に浮いていた僕の足は、すぐに地面についた

僕を抱きかかえてフェンスから遠ざける

また僕が飛び降りることを恐れているんだろう

でもなんで…？

僕は、さとにぃにとっていらない存在で

僕が消えれば喜ぶはずなのに

なんで、助けるの…？

パシンッ

思わず、さとにぃの腕を振り払ってしまう

目を丸くしてこちらを見つめるさとにぃ

家に帰れば、すぐに家事を要求される

なにか失敗すれば殴られて

「お前なんていらない」って

僕は、いらない子だもんね

辺りはすっかり暗くなった

地面に座り込むさとにぃと僕

なんて答えるのが正解なんだろう

本当のことを言うべきか

本当のことを言ったところで、さとにぃは信じてくれるんだろうか

わからない

さとにぃの考えてることがわからない

急に優しくするし、僕のこと助けるしｯ…

謝ってくるし…

ガチャッ

見るからに汗だくで、息が切れているのがわかる

そっと僕を抱きしめる

「意味がわからない」という表情で僕とさとにぃを交互に見つめる

急な告白に焦りを隠せないるぅとくん

すぐにるぅとくんの顔が曇る

…悲しませてしまったかもしれない

そんなことわかってる

るぅとくんは僕を助けてくれて、いつも心配してくれて

自分でも気付いてた

こんな僕でも愛してくれる人がいるのだと

それでも僕は

やっぱり弱くて

悪役になるなんて言って

かっこつけたくせに、すぐ嫌になって

怖くなって

“死にたい”なんて思って

僕の目を見て話すさとにぃ

その瞳には、光る雫がたまっていた

目の前で深く頭を下げる

お兄ちゃんのこんな姿、見たくなかったのになぁ…

夜です☆ 夜です☆ よ る で す☆((殴

一緒に帰ってきたのに、僕だけ空気扱い

4人の幸せそうな様子を陰から見つめる

----境界線----

気を取り直して…っと☆

え…？

き、汚ねぇ口…？w

思わぬ言葉に動揺が隠せない

うん

特大ブーメランだね？？？

るぅとくんも思ってんじゃんw

桃「ーーーーーー」

続く…