あの日の約束

僕はなかむの家に向かうために外に出た

にしても、早くいって寝たいな…

あくびと一緒に目を瞑った。その時…

どんっ！

なにか見覚えのある人のような気がしたが、目があくびの涙でよく見えなかった。

すみませんでしたと吐き捨てて再び歩き始めた彼は…あの子に似ていた。

あ、そうだ…約束の場所をよく通るようにしないと。

ようやくここまでこれたんだから

…ただ、もうしばらくは寄れなさそうだなぁ……早く用事を済ませたいよ

あ…丁寧に布団までならんでるw

とりあえず、空いてるところに荷物を置こう。

僕は、最後にしまった写真を取り出した。

きんさん…。

顔部分がちょっとだけ汚れちゃったの残念だなぁ…拭いても取れないし、

そういえば、服を多めに持ってきたけど…何日泊まるんだろう

あとでなかむとかに聞いてみよ

僕は写真をもう一度しまって意識を手放した

俺が言うと、みんなは当たり前のようにおっけー。などと返してくれる。

まぁ…ちょっとやそっとのことでぶるーくは起きないでしょ

きりやんの飯はうまいからな～！なにを作ってくれるんだろう

俺は寝ているぶるーくを起こしに行くことにした

くそ……きれいな顔してんな！！

きんさん……？誰だ…

…とりあえず、起こそう

バチンっ！

ぶるーくの鞄からすこしはみ出しているのがある。 とるのは罪悪感がわくけど…さっきのこともあり、好奇心が勝った

それは、幼い頃であろうぶるーくと手をつないで誰かと笑いあっている写真だった

画質が悪いのはわかるけど、汚れてるってことは昔っから持ってたのかな

ぶるーくの鞄に戻して、リビングに向かう

いただきま～す！

ん～！やっぱりやんさんの料理はおいし～！

ごちそうさま

どうしたんだろ…

部屋についたと思ったら、なかむが写真を取り出してきんさんを指さした