撮影も終わり、近くにあった海岸へ2人で行ってみることになった
りぃちょ
りぃちょ
砂浜にあったベンチで水を飲みながら休憩している俺に見向きもせず、水辺までいってはしゃいでいるりぃちょ
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
こういうやり取りが楽しい
ふざけ合いながら、くだらないことを話す時間
これが本当に楽しくて好きだ
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
波がかかりそうになり走って逃げていたりぃちょは、砂に足を取られて転んでいた
笑いすぎて足に力が入っていないらしいりぃちょは、俺に手を伸ばして助けを求めてきた
ニキ
ニキ
りぃちょ
引っ張る力が強すぎたらしく、バランスを崩したりぃちょは、すっぽりと俺の胸に飛び込むような形で倒れ込んできた
ニキ
高鳴る鼓動を隠したくて、すぐに離れようとしたが、俺の胸に顔を埋めてシャツを握りしめられてしまっていて離れることが出来なかった
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
ニキ
俺は抱きしめることも出来ず、りぃちょの肩に手を乗せて次の言葉を待った
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
泣きそうな声で少し震えながら言うりぃちょに、俺はどう反応したらいいのか分からなかった
ニキ
恋人
りぃちょ
りぃちょの肩を押して顔を見ようと思った瞬間、知らない男の声が背後からした
その声を聞いた瞬間、りぃちょの身体がビクッと震えて声の方を向いていた
りぃちょ
恋人
りぃちょ
りぃちょ
恋人
恋人
りぃちょ
恋人
恋人
俺の胸ぐらを掴んで、今にも殴ってきそうなりぃちょの恋人
俺は有り得ない状況にも関わらず頭の中はかなり冷静だった
俺らより少し年上に見えるこいつは、顔はまぁ…俺ほどじゃないがイケメンの部類には入りそうだ
だけど、背も俺より少し低いしなんかパッとしないし…こんな奴のどこがいいんだ?と心の中で思っていた
恋人
恋人
恋人
ニキ
ニキ
一方的に言われて、暴力まで振るわれかけて、俺は少し言い返しそうになっていた
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
恋人
りぃちょ
恋人
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
恋人
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
恋人
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
恋人
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
恋人
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
恋人
りぃちょ
ニキ
りぃちょは、今まで見た事がないくらいキレた口調でまくし立てるように言い放つと、その場にしゃがみこみ項垂れる男を放置して、俺の腕を掴んで駅の方へと歩き出した
りぃちょ
しばらく歩いて、駅まで真っ直ぐつづくアーケードに差し掛かると、りぃちょが小さく言葉を発した
ニキ
りぃちょ
ニキ
ニキ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
ニキ
真面目な顔をして俯くりぃちょに、ダメだとは言えなかった
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
花屋の前で立ち止まったりぃちょは、ふとそんなことを言ってきた
ニキ
ニキ
りぃちょ
りぃちょ
ニキ
りぃちょ
ニキ
いつもの調子を取り戻したようなりぃちょの言葉に少し安心しながら、帰りの電車を待つことにした
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