大切なモノ

頬を膨らませたハーマイオニーが

ヅカヅカと近ずいてくる

関わるな

ﾊﾟﾁﾝｯ!!

ハーマイオニーはあの時渡した ハンカチを

床に叩きつけると

そのまま部屋から出て行った

きっと彼らは

ハーマイオニーから話を 聞いたのだろう

なら、もう話す必要も無い

私は食事を終えるて

1人で授業に向かった

ﾄﾞﾝｯ

どこで怒ったのか分からないが

マルフォイは私の胸ぐらを掴む

私を突き飛ばすと満足したのか そのまま去っていった

私は埃を払いつつ立ち上がり

授業へ行った

あれからしばらくたって

冬が来た

ロン・ハーマイオニー・ハリーとは 口を聞いていない

ハーマイオニーはそのまま 出て行った

クリスマス当日

そこには袋に包まれたものが 置いてあった

袋の上に置いてある手紙には

『ルネ・リュイル様へ』 としか記されていない

袋の中を取り出してみると

そこには

父さんと母さんと私の写真が入っていた

そして袋の中にも手紙が一通

恋しいだろう？ 会いたければ○○へ来い まぁ強制だがな 来なかったらそうだな まぁ願わぬ結末が来るだけだ ヴォルデモート卿

その時頭によぎったのは あの時の光景

私は後ろに後退りをする

杖に手をかけ

その瞬間私は走り出した

もうダメだと思った時

ﾄﾞﾝｶﾞﾀｯ

私はあの後まっすぐホグワーツに戻った

クィレルに掴まれた手首は

まだ少痛み、赤く手形が着いている

小刻みに震えながら部屋に 向かっていると

周りの視線が私に集まる

さっき通り過ぎたロンたちの視線も

その時私はすぐさま先生の手を振り払い部屋に走った

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