家庭科部部長と私

冷たい夜風が頬を燻る

行く宛てのない私は、取り敢えず公園に行ってみることにした

当たり前だが誰もいない

街灯の灯りのみに照らされた公園は、少し不気味だ

こんなとこで野宿……

人一人が何とか横になれる程の長椅子

荷物を立てて、そこに寝そべった

さっきまで少し肌寒かった夜風が、今は心地よい

このまま寝てしまおう

三ツ谷視点

今日はたくさんのことがあった

好きだった奴と想いを交わしたと思えば

一緒に過ごしたダチに告られ

恋人に詰め寄り

そのまま気まづいまま

どうしたものか

……カタン

玄関先で物音？

……ルナマナか？

……

なんだか今日は家も暗い

俺の気分と同じだ

どうしたのだろう

いつもの元気さがない

次の言葉に、俺は耳を疑った

「出ていったよ」

どうして二人がそのことを知っているのだろう

俺、双葉の顔しっかり見たのか？

ちゃんと聞いてやったか？

俺……

ガタン

今日は災難だ

俺は、いつも通りの毎日にするはずだったんだけどな

双葉に、もっと普通の暮らしをさせてやりたかった

……俺、あいつのこと考えてる様で考えてなかったな

はは、頭ん中双葉ばっかり

俺は、鈴を選んだんだ

鈴といると、楽しかった

双葉なら……何が違ったんだろう

今の毎日を続けていれば何が変わったのか？

遊園地、鈴を連れてこなければ良かったのか？

……考えがまとまらねぇ

俺は

マイキー出すつもりだったんですけど、 三ツ谷中心になってしまいました💦 三ツ谷は鈴と双葉 どちらを選ぶのか 前回コメントが6件も来ていてとても嬉しかったです いつもコメントして下さる方、ありがとうございます 今回もコメント、いいね、フォロー 是非是非して行ってください！！ NEXT→♡100　👁5～