ころん
あ、るぅとくん帰ってきてたんだ。
お帰り~。
お帰り~。
僕がお風呂からあがると、 リビングにるぅとくんが座っていた。 今日はお昼からさとみくんと莉犬くんの家に 出掛けていたらしい。 僕がお風呂に入る前はまだ帰ってなかったから、 さっき帰ってきたばかりなんだと思う。
るぅと
うん、ただいま~。
ねーころちゃん、これ飲んでみて!スッ
ねーころちゃん、これ飲んでみて!スッ
ころん
?なにこれ?
僕はるぅとくんから、小さな瓶を受け取った。 なんか、甘い臭いする?
るぅと
...友達にオススメされた栄養ドリンク。
ころん
へぇ、ありがと!
確かに言われてみれば、 栄養ドリンクっぽい臭いな気もする。
るぅと
じゃあ僕もお風呂入ってきます!
あ、それ僕の分も残しといてくださいね!
あ、それ僕の分も残しといてくださいね!
ころん
んー。分かった。
僕は自分の部屋からパソコンを持ってきて、 リビングで動画編集を始めた。
ころん
さっきのやつ、飲ーもお。ゴクゴク
ころん
...ぷはー! やっぱお風呂上がりの一杯は身に染みる! くっそ不味いけど!!!
ころん
あ、けっこう飲んじゃった...。
分くらい飲むつもりだったが、 3分の2くらい飲んでしまった。 ...まあいっか。 でもなんか体がポカポカして、 編集のやる気出てきたかも! こんなに効く栄養ドリンクあるんだ...。 僕は、僕が飲んだソレが、 ただの栄養ドリンクじゃないことに気づかずに、 編集を再開したのだった。