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ルナ

はぁ〜

何度目かも分からない溜息が漏れる

原因は.........。

メアリ

きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ♡

モブ子1

きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ♡

モブ子2

きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ♡

コイツらだ

まぁ、メアリ達が悲めi ゴフンッゴフンッ 歓声をあげるのも分からないことはないのだが.........。

サン

みんな!はよっ!

全員-ルナ、サン

きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ♡♡♡

ルナ

(うるせーんだよ!)

うるさすぎるのである

ルナ

(こちとら本読んでんだよ)

ルナ

(集中出来ないだろが)

メアリ

ねぇ。

ルナ

(ウザイのに話しかけられた〜泣)

ルナ

...。何でしょうか

心の中はうるさい私だが表は陰キャのふりをしている

こっちの方がめんどくないかな?と、軽い気持ちで始めた

メアリ

あんたさぁ〜。サン様が登校されたのになんで本読んでんのよ!ふざけてんの?!

ルナ

(知らねーよ)

ルナ

...。すみません。

胸元にあるロケットを弄りながらそう答える

面倒事が起こるとロケットを弄ってしまうのは私の悪い癖だった

ルナ

(いい加減直さなきゃな〜)

そんなことを考えながら話題である 「サン」を見る

容姿端麗、文武両道、尚且つ性格良し

ルナ

(そりゃあ、モテる訳だ)

ルナ

(まぁ、関わるつもりなんてサラサラないけど)←フラグ

サン

なぁ。ルナッ!

ルナ

(フラグ回収すんなっ!)

ルナ

(あと名前呼び許してないっ!)

心の中は荒ぶっているが

ルナ

...。どうしましたか?

表には出さない

サン

いや、なんか疲れてそうだったから

ルナ

...。大丈夫です

ルナ

(あなたが原因なんだけどなんて言えるわけないだろ)

メアリ

ジロッ

ルナ

(何もないと良いけど)

メアリ

放課後教室にいろよ?

ルナ

(...。何もないと良いけど)

放課後

サン

じゃあなっ

メアリ

バイバイッ!サン君♡

ルナ

(帰りたい...。)

10分後

メアリ

ふぅ
さっさと言わせて貰うけどさぁ、
あんたウザイのよ!

モブ子1

そーだよ!

モブ子2

ハッキリいって邪魔なのよ!

ルナ

...。すみません

メアリ

イラァ
だからその態度がいらつくんだって
言ってんだろっ!

ドンッ

思いっきり突き飛ばされる

ルナ

(イッタ)

この時、無意識とはいえロケットを握りしめていたのがいけなかった

メアリ

ニヤッ

メアリ

ねぇーねぇー、みんな?
悪いことした人には罰を与えないといけないよね

モブ子1

それいいっ!

メアリ

ということで罰ゲ〜ム!

そう言いながらロケットをむしり取られる

ルナ

?!

そしてそのロケットを思いっきり 床に叩きつけた

ルナ

なっ?!

ルナ

何してっ!

そのロケットは私が見つけた時から 開けることが出来なくなっていた

お守り代わりというのと、 何だか外してはいけない気がして いつも持っていた

私の珍しく焦った表情を見て、 彼女らの嗜虐心は煽られたようだった

メアリ

オラッ!

何度も何度も叩きつける

私は動けないように腕を2人がかりで掴まれた

メアリ

...。うわっ、キモッwww

ルナ

へ?

何度も叩きつけられたせいでロケットが開いていた

ロケットの中に入っていた写真が目に入った

写っていたのは小さい頃の私と───

ルナ

っう、ぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!

頭が割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れる‥‥!

メアリ

∑(O_O;)ビクッ
なっ?!

サン

どうしたっ⁈

ルナ

(なんでここに‥?)

そんな疑問は急激に遠のく意識の中に溺れていった

ルナ

(‥あれここどこ?)

女の子

ねーねー!次はこれしよ!

男の子

おうっ

ルナ

(あぁ、これ)

ルナ

(昔の記憶だ)

私は昔の記憶が曖昧なところが多い

家族は何か知っている様子ではあったけど聞いてはいけないことのような気がしてついぞ知ることはなかった

小さい頃の私

あっ、ボール!

ボールが車道に飛び出していく

それを追いかける昔の私

この時、ちゃんと確認すればこんな 悲劇は起こらなかったはずなのに

ドンッ!

男の子

...。え?

私の体が重力なんてないかのように 舞い上がる

ズサッ、と私が地面に投げ出された 音がやけに鮮明に響いた

ルナ

·····ッ!頭が·····?!

頭が痛いのを必死に堪える

男の子

...なぁ.......起き...はや...く

ルナ

(もう声が...)

男の子

俺の事.......分か.......

小さい頃の私

.........。分か....る。
...助.....て

小さい頃の私

‘サンくん’

そこで私はまた意識を失った

保健室

ルナ

...んっ·····あれ...?

サン

...あっ、目覚めた?
びっくりしたんだよ、急にs

声を聞く余裕なんてなかった

ルナ

...サン...くん...?

サン

叫んで...........へ?

口をポカンと開けたサンくんの顔が あまりにもおかしくて

ルナ

...。クスリ。どんな顔してrッ?!

サン

...心配した。ルナ...

痛い程に抱きしめられる

でも

ずっとずっと痛いのなんて 気にならないほど

温かかった

fin

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