桃赤集♡♡

どもども。今回は、桃赤です

まだ、何にするかなぁ…🤔💭って悩んでる。

とりま、始めます

地雷、通報ブラウザバック😈🖤

「ケ・セラ・セラ」

病室のドアが開く。

心地よい春の匂いと共に、桜の花びらが顔に張り付く。

ったく、邪魔だ

誰が頼んだんだか。顔につけろなんて一言も言っていないと言うのに。

突然目の前に顔が出てきてかなり焦る

しかも、相当な美形だ。

鼻筋は通っているし、目は大きくくりくりとしていて愛らしい印象を持たせる。

大人しそうな雰囲気を漂わせるにも関わらず、髪は対象的に派手め。

それが人を惹きつける特徴でもあるのだろうか。 現に、俺は彼に目を奪われた。

ニカッと意外にも豪快に笑う。 これが、ギャップ萌え…というのだろうか。

見とれていてか、ぎこちなくなってしまう。

俺は自分で言ってなんだが「イケメン」の分類に入ると思う。

入院する前は週に何回か呼び出されて告られたり、入院した後もよく話しかけられた。

だから自分に自信がある。

だが、俺は今、俺以上の美形に出会ってしまい、困惑している。

俺よりも整ってるやつなんて居たんだ

初めてそう思った。

情報の処理が追いつかない。

一緒の部屋？

パパから聞いていないか？

ヤバい…全く理解出来ん

莉犬が"パパ"と呼んだ男性は、 俺の担当医で、しかもこの病院の院長だった。

俺は絶対に嫌だ。

たとえ、院長の息子でも、俺を超える超美形でも。

院長は、俺が病気になった原因知ってる癖に

そもそも、息子なんなら個室でも、VIP室でも入れてやればいいのに。

なんで俺の居るこの部屋に来たんだ

俺は、人と関わりたくないんだ。

これ以上、傷を増やさせないでくれ…

数ヶ月後…なら、今個室にしてくれたって良いじゃないか…

大人はすぐそうやってなんでも子供には言えないだの、まだ早い話だと隠す。俺はもう大人だ。

俺は理由がないと納得出来ない。 それが摂理というものだろうに。

やっとか…俺の案は通らないのにアイツの案は通るのか。

なんて不平等で身勝手なんだ人間とは

…は？

じゃあもがいた意味ねぇじゃねぇか