あいのすけ
あいのすけ
あいのすけ
あいのすけ
あいのすけ
あいのすけ
数日前
突然相部屋になった俺の病室は、 平穏な日々を脅かされ、最近は参っている。
それもあれも、全て彼のせいなのだが
赤
桃
赤
桃
彼、莉犬が居ると俺は落ち着けない。
本当に病患者なのだろうかと疑うくらい元気で、はしゃいで。
最近は美形すぎる彼の顔にも慣れてきて、少々整っているなと思う日はあるが、それまでた。それ以上に感情は抱けない。
赤
桃
赤
俺のあからさまな態度に気付いたのかそれとも表に出していなかっただけなのか。 分かりやすく傷付いた表情を浮かべる
桃
桃
桃
赤
桃
桃
赤
そう発した莉犬の声は、少し震えていた気がした。
表情は、俯いていてのぞき込まないと見れないようだったのでそこまでする必要も無いか…と思い、無視をした。
桃
桃
あんな嫌な空気の中、居心地が悪くて居られやしない。
外は、すっかり春の風が吹いている。
生ぬるくてちょっとくすぐったい
俺の近くにそびえ立つ木々は人間と真逆の呼吸をするから人間にとっても植物にとっても利益がある。所謂、win-winという感じだ。
夜は同じだがな。
夜来ねぇんだし別に関係ないけど。
病院の敷地内だが、ここは安らげそうで心身共に癒される。
あんな窮屈な場所行きたくなんかない
近くにあった鉄製の横長ベンチに腰をかける
少し錆びていて、酸化しているのが分かる。
今日は俺の先程までの気持ちとは真反対にスカッとするほどの快晴だ。
お昼寝するにはもってこいのいい環境
桃
謎の言い訳と配慮(?)をして、ゆっくりと瞼を落とした
桃
大きな口を開け欠伸を恥じらいなくしてしまう。
いつからこんな偉そうになったのか自分でも分からない。
重い頭と、まだ開ききっていない瞼を無理やり起こす。
今何時…
一大事〜なんて某アニメのようなふざけた返答は来ない。
桃
予め付けていた安物の腕時計で確認する。
と言っても、かれこれ3年は使っている。
ふと気付く。
周りに誰一人居ない
起きる前までは、数人居たのだが… ま、ここはちょっとした穴場みたいなものなのだろうな…
桃
病室を出てかれこれ4時間寝ていたのだ。
アイツも気持ち入れ替えてる頃だろ
俺はこの時知らない。
彼はそんなところではないという事を
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