第4話 彼の病気
葵(貴方)
震えながら言葉にする
sya
シャオロンくんは目を伏せて何も言わない
葵(貴方)
…考えてみれば、写真は…遺影のため⁇
葵(貴方)
sya
葵(貴方)
だめ、こんなこと言ったらだめ。
この言葉で彼を傷つけるかもしれない
でも…
葵(貴方)
なんで私の声が震えてるの。。
sya
葵(貴方)
ここでやっとわかった。
彼が最初に謝った理由が。
sya
シャオロンくんはポツポツと私に話しはじめた。
二年前、中学で部活をしていたらしい。 いつもはなんてことなかったのに 日に日に疲れが出てきて高熱が出てきたらしい。
熱が下がらないため親に言われて病院に行ったところ 検査しましょうと言われ検査入院をしたらしい。
出てきた結果は「白血病」
入院をして治療をしたら治ると医者には言われたらしい。
ご友人に心配されながらも8ヶ月ほど入院。
時々ご友人と騒いで怒られたらしい。
そんなこんなで退院してまたいつも通りの生活がまた少しずつ始まっていた。
sya
彼が先ほどまでと違うトーンで発したのがわかり、 彼の方を見ると怒りのような諦めているような とても見てて苦しくなるような瞳がテーブルを見つめていた。
sya
葵(貴方)
2ヶ月に一回血液検査を行なっていたけど、 先月またなっているのが見つかったらしい。
sya
sya
葵(貴方)
sya
葵(貴方)
sya
葵(貴方)
sya
葵(貴方)
言ったほうがいいんじゃないかって思ったけど、 なにかあったんだろう。
葵(貴方)
きっと、私が突っ込んでいい問題じゃない
sya
sya
俺を撮ってくれへん?
葵(貴方)
できないよ…
そんな姿見てたら。
sya
sya
葵(貴方)
sya
sya
葵(貴方)
シャオロンくんがそう言って立った時だった。
sya
葵(貴方)
シャオロンくんが倒れた…
葵(貴方)
葵(貴方)
sya
葵(貴方)
そこの嬢ちゃん!救急車呼んだから待ってろ!
近くに座っていた親切なおじさんが言ってくれた。
葵(貴方)
sya
葵(貴方)
葵(貴方)
sya
なんで私、こんなに必死なんだろう。
ただのクラスメートで巻き込まれただけなのに。
そっか、私_
シャオロンくんが好き、なんだ__。
救急車が来たぞ_‼︎
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