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レイ
玄関を開けるとレイが 腰に手を当て、 怒ってますポーズをする。
lrn
手に汗がにじむ。
しかし、それを悟られてはいけない。
ドアの外の死角で 警備隊が突入態勢をとっいる。
そう、リビングへ入る。
勿論家の鍵は開けたまま。
レイ
レイ
レイ
向き合うようにレイが立つ。
澄んだ黄色い瞳に窓から流れる風で 薄茶色の髪が揺れる。
初めて会ったときはもっと廃れてていて。
今にも壊れて なくなってしまいそうな姿だった。
lrn
レイ
レイ
レイ
反応する間もなく、襟元を引っ張られる。
あっという間に間合いに入られ、 身動きが取れなくなる。
レイ
警備隊が中へ突入すると同時に 首元に冷たい金属が触れる。
レイ
レイ
lrn
俺より全然小さいのに 力が強くて全くというほど 動けない。
けど。
きっと。
レイは俺を
レイ
lrn
耳元にいつもより低い声で 話しかけられる。
レイ
警備隊から目を離さないレイを 横目に見る。
しかしそこには もう澄んだあの瞳はなかった。
レイ
淡々と喋り始める。
レイ
レイ
レイ
レイの声が部屋に木霊する。
しかし、その声の主は 俺の知る『レイ』ではない。
レイ
レイ
部屋に高笑いが響いて。
レイ
レイ
レイ
優しいあの子は殺人鬼だった。