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メイド
昔、私はこの廃墟となる前の館でメイドを務めておりました。
メイド
前のメイドは次々に死んでいく。まるで呪いのように。
メイド
私が館のメイドとして来て、その事件は解決されました。...犯人はお嬢様だったのです。
メイド
初代メイドさんが死んで、お嬢様は酷く悲しんでおられました。
メイド
そうして、メイドさんが戻って来てくれることを祈り、次々入ってきたメイドが殺されていきました。
メイド
...私もその1人だったのです。
メイド
お嬢様は何かに操られていたみたいに...私を殺した一瞬、笑っていました。
メイド
...初代メイドさんはもう死んでいるのに。
メイド
やがてお嬢様が天に召された時、この館は廃墟となりました。
隼人
...重い話だな。
悠斗
でも、どうしてお嬢様は初代メイドのために殺してたんだ？
メイド
...それは多分。初代メイドさんが生きていると思っていたんでしょう。
メイド
...あぁ、お嬢様...。すみません...。
お嬢様
...
隼人
！？なんか白い服の女の子が悠斗の背中に...
お嬢様
私は...初代メイドが大好きで、沢山沢山遊んだ
お嬢様
...でもいつしか初代メイドは死んでしまった。
お嬢様
...お父様も、お母様も、誰も教えてはくれなかった。
お嬢様
私は初代メイドを待ち、初代メイドの居場所を無くさないため、ほかのメイドを殺していた。
お嬢様
でもついに見つかったの。お母様に。
お嬢様
お母様は言った。「なんで人を殺したの！？」
お嬢様
...私は「初代メイドの居場所をとっておかなくちゃ。」そう言ったわ。
お嬢様
するとお母様は倒れ、お父様に叱られたの。
お嬢様
「もう初代メイドは死んだ」ってね。
お嬢様
だから私、自殺してやったわ。
お嬢様
でも初代メイドに会いたくて成仏出来てないみたいね。
メイド
お嬢様...
隼人
なぁ、お嬢様とやらよ。初代メイドさんの見た目を聞いていいか？
お嬢様
...黒髪ロングにシャキッとした服装...よ。
隼人
なら悠斗、お前出来るな。
悠斗
...は？
悠斗
いや俺男
隼人
確か家にあったなぁ。黒髪ロングのウィッグ
悠斗
いやだから男...
隼人
メイド服なら棚にいっぱいあったよな
悠斗
...
メイド
はい、在庫ならいっぱいあります。
隼人
よし、決まり☆
そうして何故か俺のファッションショーが始まった
お嬢様も無事成仏したとさ☆
終わりなのだ！！(๑•̀ㅁ•́๑)✧見てくれてありがとう(´；ω；｀)
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