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我妻厚史
突然の呼び出しを受けた久松と木本の刑事コンビが我妻署長から聞かされたのは、
麻薬密売及び殺人の罪で刑務所に服役していた凶悪犯・有本良彰の脱獄だった。
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
久松忠男
久松忠男
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
木本収
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
署長は怖い顔で久松を見た。
久松は署内でも命令無視による過剰捜査が問題視されている刑事だからだ。
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
久松忠男
我妻厚史
久松忠男
木本収
我妻厚史
我妻厚史
我妻厚史
木本収
我妻厚史
我妻厚史
久松忠男
久松はおどけた調子で敬礼した。
その姿を見た我妻の顔付きはやはり不安で一杯だった。
有本の仲間である飯沼謙の家はごく平凡な一軒家だった。
小さな道路のある商店街通りで、近年高齢化問題による経営困難も加速してか、
ほとんどゴーストタウンに近い静けさが漂っている場所に建っていた。
道路を隔てた飯沼の家の向かいにあるボロアパートの一室を、久松たちは借りた。
張り込みに使う機材をセットしていると、久松は露骨に溜め息を吐いた。
久松忠男
木本収
久松忠男
久松忠男
久松は木本の反応を伺うように楽し気にしゃべっていたが、
木本収
久松忠男
久松忠男
木本収
木本収
久松忠男
久松忠男
木本収
木本収
木本収
木本収
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
木本収
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松の熱弁に納得した木本。
…だが、半分は話してるときの久松の迫力に圧されたとも言えた。
準備を整え、二人は張り込みの姿勢を取った。
この日は、飯沼が出歩く姿が確認されただけで、有本は現れなかった。
深夜になると、交代の刑事に後を任せて一旦久松たちは引き揚げた。
翌日の昼。
久松が食料の買い出しから戻ると、木本が双眼鏡を使って窓の外を眺めていた。
久松忠男
慌てて木本から双眼鏡を取り上げ、窓の外を眺めた久松だが…。
木本が見ていたのは飯沼の家ではなく、隣の家の前にいる女性だった。
恐らく大学生だろう彼女は、携帯電話を片手に家の前をうろうろしている。
久松忠男
久松忠男
久松忠男
木本収
久松忠男
木本収
木本収
久松忠男
久松忠男
木本収
久松忠男
久松忠男
久松忠男
久松忠男
木本収
木本収
木本収
木本収
久松忠男
久松忠男
久松忠男
木本収
木本収
叱りつける久松の手から今度は木本が双眼鏡を取り上げた。
久松も(無意識に)釣られて見たが、確かに女子大学生(と思う)は携帯を耳に当て、
落ち着かない素振りでその場を行ったり来たりしていた。
久松忠男
ふと、久松は今の自分たちがやっているのが張り込みなのか?と疑問を抱いた。
2019.06.15 作