太宰
銃声と共に中也が床に崩れ落ちた。
コンクリートが段々と赤色に染まり、中也の息は弱くなる。
太宰
太宰
強く揺すっても、其の名を呼んでも返事が返ってくることはなかった。
太宰
太宰
心臓を一撃。彼から鼓動を感じることはもうなかった
私は彼の遺体を森さんの所に持ち帰り、そのまま帰宅。 途轍も無い疲労感が私を襲い、欲求のままに深い眠りについた。
目が覚めたら私は森の中に居た。否、実際目は覚めていない。夢を見ている。 そしてたった今明晰夢に格上された。
そして私はその森を何時間も歩き続けた
すると、とても大きい鳥籠がぽつんと。近寄って見てみると中には、
今日、私を庇って撃たれたはずの相棒が居た。
太宰
白装束
檻の反対側から白装束の男が現れ、私の名を呼んぶ。
太宰
白装束
中也の居る檻をコンコンと叩く。
白装束
太宰
白装束
白装束
飛んだ戯言を。そんな簡単に生き返ってしまうなら死に価値がなくなってしまうではないか。
白装束
太宰
太宰
白装束
男は軽い足取りで此方へよってきた。
白装束
白装束
太宰
太宰
白装束
太宰
白装束の男は嬉しそうに声をあげ、私に銃とナイフを渡した。
白装束
白装束
白装束
白装束
まるでSFじゃないか。
太宰
白装束
白装束
白装束が指を鳴らすと突然何とも云えない不思議な浮遊感に襲われ森の奥の、奥の方に引っ張られた。
白装束
…ざい…だ…
中也
声の主を見ると小柄じゃなく、趣味の悪い帽子を被ってない中也が居た。
太宰
私の知ってる中也とは大違いだが、物凄く安心した。
中也
太宰
中也
中也
太宰
この世界の中也は十中八九爆破されて死ぬのだろう。でも、情報が少なすぎる。セーブした所に無理矢理入ったような感覚で前後の記憶が全く無い。
情報が全く無いから今回は中也を殺してしまうかも… 又目の前で死なれるのは、厭。
中也
太宰
どうしようかと考える暇もなく、中也は爆弾の処へと突入した
中也
太宰
10,9,8,7,6,5,4,
太宰
太宰
中也が勢いよくドアを蹴飛ばし、突入。後ろの黒服はマシンガンを構え一斉にトリガーを引く
私が今だっ!と、身を乗り出すと中也が
中也
中也
中也
太宰
中也
太宰
中也は爆発の被害を抑える為に扉を勢いよく閉めた。
太宰
その3秒後轟音がビル内で鳴り響いた。私は爆風で吹き飛ばされビルの外に。
ビルを見上げると割れた窓から黒煙が立ち昇る
太宰
もう、何も判らない。思考がピタリと止まった。
白装束
白装束
やりたくない。其れは本心だ。然し其れと同時に友を死なせたくないという思いがあった。
太宰
太宰
白装束
太宰
白装束
は?いやだって、そんな雰囲気作られたらてっきり良いよと云われるものかと…
白装束
白装束
白装束
白装束
太宰
白装束
そう云って白装束の男は、霧のように姿を消した、
太宰
目が覚めると時刻は午前七時。
そして体の節々が軋むように痛かった
太宰
どうやら白装束の男の言うことは間違ってないみたい。
私は起き上がり、いつも通りだらだらと朝の支度を始めた。
コメント
2件
え、ぷぅぴすちゃん!! 発想が凄い‼️僕そんな物語考えつかない凄い👍️