裕介
はい
裕介
奏和
奏和
…ありがと
小さな口で林檎を食べ進める奏和 どこか不適切な笑みを浮かべる裕介
裕介
おいし?
奏和
…わかんない
裕介
だよね
朝、昼、晩 林檎だけは欠かさず出される。 なぜ、林檎なのだろうか
奏和
ゆう、ゲホッ
裕介
大丈夫
裕介
どしたの
裕介
水?
奏和
コクコク
裕介
少し待ってて
奏和
ゲホゲホ
奏和
ッ、ゲホ
裕介
はい水だよ
裕介
飲める?
奏和は小さく首を横に振った
裕介
グビ
祐介は戸惑いを見せずに水を口に含んだ
奏和
ン、
奏和
ゴク
裕介は奏和に口移しで水を飲ませた
奏和
はぁ、はぁ、
裕介
大丈夫?
奏和
うん、
裕介
林檎もう少し小さく切ろうか?
奏和
…じゃあお願い
裕介
わかった
祐介は林檎の乗ったお皿を持ってキッチンに向かった
裕介
はい奏和の1口サイズ
奏和
ありがと