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〜天界〜

“穴”へと落ちてゆくアンヘル達。 その様子を、リルゼ・ディスティニーは水晶越しに 見つめていた。

リルゼ・ディスティニー

大変なことになってるみたいだよ?

リルゼ・ディスティニー

どうする?

天河 翠

ん〜……

天河 翠

それって僕に言ってる?

リルゼ・ディスティニー

この場に君以外居な──

アエル・ルミナ

……某もおるぞ

リルゼ・ディスティニー

どわっ!?!?!?

リルゼ・ディスティニー

な、なんだ……びっくりした……。
ルミナちゃんか……。

アエル・ルミナ

向こうでは随分と愉快なことになっておるんじゃな。

リルゼの隣から水晶を覗き込みながらルミナがそう言う。 水晶の写している場所は切り替わり、アーゼル達がアンヘル達3人を探している様子を写していた。

天河 翠

僕達も探した方がいいよね〜。

天河 翠

さ、行くんならさっさと行ってさっさと助けちゃおう?

リルゼ・ディスティニー

うーん……。

リルゼ・ディスティニー

……2人は知ってるの?

天河 翠

地獄で行方不明事件が発生してるって話?

天河 翠

そりゃ知ってるよ。

アエル・ルミナ

……“行方不明事件”?

アエル・ルミナ

悪魔やら堕天使達やらが何かしでかしておるのか?

リルゼ・ディスティニー

……いや、そうでもないみたいだよ。

リルゼ・ディスティニー

とりあえず私達も3人を助けよう! ね?

天河 翠

いいよー。丁度暇してたし。

アエル・ルミナ

彼奴らをこのまま放ってはおけぬ。
某も同行しよう。

リルゼ・ディスティニー

よし、決定!
それじゃあ地獄まで急ぐよ──!

クロエ・フニィ

なんなの……この空間……。

式阿岐 フレハ

いや、分からないけど……

式阿岐 フレハ

助けが来るまで待つ必要がありそうだね?

アンヘル

助けなんて来るのかな……
こんな空間に……。

クロエ・フニィ

分からない。

クロエ・フニィ

私にも、ここがどこか分からないから……。

アンヘル

あたしの能力は視界に写るものを破壊できる能力だから、使えればこの空間を壊せたけど──

クロエ・フニィ

……能力が使えない。

式阿岐 フレハ

あ”〜……。

式阿岐 フレハ

早く誰か助けにこ〜い。

穴に落ちた先の謎の空間。 どこまでも続いているように見える先を見ながら、 クロエ達3人は助けを待っていた。

──助けを待っていた、その時。 クロエがぽつりと呟いた。

クロエ・フニィ

……声が聞こえる。

アンヘル

……え

アンヘル

そ、それって──

式阿岐 フレハ

私達以外にもここに誰か居るってこと?

式阿岐 フレハ

それなら声のした方を探して、協力してここから出ないか持ちかけてみない?

式阿岐 フレハ

もしかしたら、その人達がここから出る方法を持ってるかもしれないし。

クロエ・フニィ

だけど──

その時、クロエは空間にヒビが入っているのが見えた。 ヒビはすぐに広がり、ついに割れた。

空間の外は、全く先の見えない暗闇。 そこから姿を現したのは、2人の堕天使だった。

ルナ

……助けにきたよ

ミント

どう〜?
怪我は……してなさそうだね!

クロエ・フニィ

え、どうして──

ルナ

話の続きは出てからにしよう。

ルナ

……ほら、捕まって。

一同は空間から脱出する。 いつの間にか、景色は地獄へと変化していた。

クロエ・フニィ

……結局、どうしてああなったの?

ルナ

……簡潔に言うと、君達は行方不明事件に巻き込まれかけたんだよ。

ルナ

普通の人間じゃないおかげで助かったみたい。

クロエ・フニィ

行方不明事件って……

クロエ・フニィ

確かアーゼルが追ってる……。

ミント

そうそう!

ミント

多分、クロエにはあそこで声が聞こえてきたと思う。

ミント

……それは、人間達の声だよ。

クロエ・フニィ

人間達の……?

ルナ

そう。

ルナ

運悪くあそこに閉じ込められた人間達のね。

ルナ

長い間放っておくと大変なことになるかもしれないけど、今は君達を優先して助けさせてもらったよ。

ミント

後で、あそこに取り残された人間も皆助けてやらないとだぞ〜。

クロエ・フニィ

な、なるほど……?

行方不明事件はあの空間によるもの。 そして、非人間……つまり堕天使などには、あの空間の効果は効きにくいということが判明した。

……では、その“空間の効果”というのは? 先に、それを2人に尋ねたのはアンヘルだった。

アンヘル

……で、その空間の効果っていうのは?

アンヘル

あたし達はそれが効きにくいらしいし、何かしらの効果があったって実感は湧かないけど。

ルナ

……。

ミント

“自我の喪失”、それから“状態の変化”。

ミント

……それが、人間があそこに長時間居ると受ける効果だよ。

ミント

そしていずれ、“何もないただの魂”になる。

クロエ・フニィ

ただの魂になるってことは……

式阿岐 フレハ

あ、それ知ってる!

式阿岐 フレハ

確か、ただの魂になると人間の時よりも姿が弱まって、食べられるリスクが高まるみたいな?

ルナ

……うん。

ルナ

だから、そうなる前に一度でたくさんの人を救う方法を考えてる。

ルナ

それから、この事件の犯人のことも。

クロエ・フニィ

……私達はどうしたらいいの?

クロエ・フニィ

その調査を手伝った方がいいんだろうけど……。

ミント

ひとまず合流しよう。

ミント

それから何か考えるのでも遅くない!
…………はず。

ルナ

でも、のんびりはしてられないよ。

ルナ

今この瞬間も、あそこにいる人達は自我がなくなって──

式阿岐 フレハ

……よし、一旦この話やめよう!

式阿岐 フレハ

さ、早く皆と合流しよう。ね?

アンヘル

あ、あはは……。

クロエ・フニィ

(シロエ……早く会いたい……。)

未だに3人を探しているであろうアーゼル達と合流しようとなったその時。

遠くから、天界からやってきたリルゼ達が歩いてくるのが見えた。それを見て、アンヘルはあ、と零す。

リルゼ・ディスティニー

わぁ〜、はい皆やっほ〜!

天河 翠

助けに来ようと思ったんだけど、
ちょっと遅かったみたいだね。

アエル・ルミナ

面白いものが見れるのではと期待したんじゃが……。

アエル・ルミナ

まぁいい、また今度に期待するとしよう。

クロエ・フニィ

神様に熾天使……。

アンヘル

賑やかになってきた……。

リルゼ・ディスティニー

ちょっと3人とも、行方不明事件に巻き込まれたって本当?

リルゼ・ディスティニー

後でその話ちゃんと聞かせてね!

天河 翠

とりあえず行くよ〜?

天河 翠

この子達のお友達も心配してるみたいだし。

リルゼ・ディスティニー

よぉ〜し、れっつごー!

すたすたと先を歩いて行くリルゼ達。 一気に騒がしくなったと思いながら、クロエはぽつりと呟く。

クロエ・フニィ

……神様達、凄い呑気なのかな。

式阿岐 フレハ

呑気というかマイペース……。

【参加型】七つの罪の花は今

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コメント

5

ユーザー

ルミナちゃん!?!?!?!?!?!? ありがとうございますありがとうございます…!!!! 賑やかになってきましたね、ここからどうなるのか凄く楽しみです…!!! お疲れ様でした、次話、いつでも待ってます!

ユーザー
ユーザー

御三方は穴に落っこちました。大変だぁ。 まだキャラを掴めていない方が数人います…ぴえん あ、暇なそこのあなた、フォローはせずともいいねやコメントなどの反応是非ください(乞食)

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