ねぇ拓透。
覚えてる?
俺たちが出会ったあの日
君は覚えていないだろうね
俺は忘れないよ
もし忘れたら、 君が俺に会いに来て欲しいな
入学式の教室で俺は君と再開した
あ、あの、席って...
湊
…?席なら自由に座れるらしいよ。
あ、ありがとゴザイマス、
湊
いいえ
彼には見覚えがあった
まさか君だったとは 思いもしなかったよ
やっぱり今日のあの子、どっかであった気がする
もしかして───
あぁ?んだお前
おっと。 考え事していたら2年の人にぶつかってしまった
湊
…すみません
おいおい、そんだけか?誠意の気持ちがこもってないぞ?
うざいな。この人
おいお前舐めてんのか?
…!思い出した、やっぱりあの子─
聞いてんのかごら!
湊
……
あ、親切な人…
湊
…!!
湊
あ!えっと、!!!
名前だけが思い出せない…!
あ?お前あいつの仲間か?
ひぃ、!こっち来ないで、!!
お前いい度胸してるじゃねぇか
邪魔だな。こいつ
湊
やめろ!そいつは関係ない
教頭
こら!!君たち何をやってる!!
チっ、覚えてろよ!
湊
ごめん、巻き込んで…
あ、いや、全然大丈夫です
湊
俺、谷崎湊
君の名前が聞きたい
拓透
あ、僕は相良拓透です
相良…拓透…!!
そうだ。拓透。君だった
湊
じゃあ俺もう行くね
また明日な
また明日な
湊
拓透…ふふ、
湊
覚えたよ
湊
もう一生、忘れないからね






