主
前回のProlog的な何かの♡が1000いきました(?)
主
主
主
主
主
主
さとみ目線
さとみの心の中
さとみ
電話口から聞こえる父親の言葉に思わず聞き返す
桃パパ
さとみ
驚きが隠せない俺の声に比べて父親の声はいつもと変わらず抑揚としていた。
桃パパ
桃パパ
さとみ
驚きを通り越して呆れるしかなかった。
さとみ
父さんとはあまり話さないし、元々寡黙な人だったから、考えてることもよくわからなかったけど。
まさかこんなことを急に伝えてくる人だとは知らなかった。
桃パパ
桃パパ
さとみ
くらり、と頭が揺れるような感覚になった。
もうずいぶん顔を会わせていない母さんの顔が頭にちらつく。
桃パパ
さとみ
さとみ
桃パパ
きっと向こうもわかってくれてはいるんだろう
俺が今のままじゃ母さんに"会えない"ことを
さとみ
信号待ちに差し掛かり俺は立ち止まる。
さとみ
桃パパ
さとみ
桃パパ
さとみ
さとみ
桃パパ
桃パパ
………どうしてこの人はいつも唐突で突拍子もないんだ、?
桃パパ
桃パパ
さとみ
桃パパ
桃パパ
さとみ
俺を何歳だと思ってるんだよ
桃パパ
さとみ
『高嶺の青薔薇』
俺の通ってる高校の奴は誰もがその言葉を耳にしたことがあるだろう。
テストはいつも学年、いや全国1位。
運動神経も抜群でおまけに顔もいい。
みんなの憧れ的存在だ。
…俺には関係ないけどな
さとみ
さとみ
桃パパ
桃パパ
さとみ
桃パパ
高嶺の青薔薇って言われてる子だ。
さとみ
さとみ
さとみ
桃パパ
さとみ
さとみ
グイッ
さとみ
誰かにズボンを引っ張られた。
?
さとみ
ガキがいた。
知らないガキ。
さとみ
この近くにある幼稚園の制服を着たガキがなぜか俺のズボンを掴んでる。
さとみ
信号が青になった。
さとみ
さとみ
普通に動けない
もう一度下を見ると無垢な瞳がじーっとこちらを見たままズボンを握りしめて離そうとしない。
桃パパ
電話の向こうで名前が呼ばれる。
さとみ
桃パパ
ピーピーピー
何か言ってた父親を無視して電話を切る。
?
さとみ
さとみ
?
さとみ
?
さとみ
慌てて周りを見渡すと
さとみ
『高校生が幼稚園児を泣かせてる』
と通行人の鋭い視線が突き刺さる。
さとみ
さとみ
子供は苦手だ。
心情が全く読めないし、こうやっていきなり泣き始める
?
?
ザワザワ
さとみ
まずい…
さとみ
ザワザワザワザワ
さとみ
慌てて俺はしゃがみこんで幼稚園児と視線を合わせ、なるべく優しい声で言う。
さとみ
うっうっと言葉を詰まらせながら幼稚園児はビシッと俺の後ろを指差した。
さとみ
振り返ると近くのコンビニに、
『春限定!!さくらアイス♪』
とポスターが垂れ下がっている。
さとみ
ジト目で幼稚園児を見る。
すると
?
と、また瞳を滲ませる
さとみ
さとみ
?
さっきまでの涙がどっかに消えやがった幼稚園児は相変わらずズボンから手を離そうとしない。
この見知らぬ幼稚園児に俺マジで何されてんだッ…?
次回:#2 高嶺の青薔薇、青山ころん ♡ご自由にどーぞ✨ 人気なかったら(♡なかったら) 即消す♡