主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
さとみ
?
俺…今なにしてんだ、?
青空の下、のどかな公園のベンチに座ってる。
さとみ
隣では幼稚園児がのんきにアイスを食ってる。
さとみ
?
さとみ
?
さとみ
さとみ
?
?
すり寄ってくる女なら、これくらい冷たくすればさっさとどっか行ってくれんだけど。
この幼稚園児全くめげる気配が感じられない。
さとみ
さとみ
?
…さっきまで完全に迷子だったろ
さとみ
?
さとみ
?
ぷくっと頬を膨らませていた幼稚園児はアイスを持った両手を膝の上におろし、視線を落とした。
?
さとみ
?
?
?
さとみ
?
いない?
離婚したとか?
まぁ、うちも似たようなものだから特に驚くことでもないか。
?
また泣きそうになってる幼稚園児を見ていると、頭の奥がジリジリと痛くなっていく。
『ずっと待ってたら……きっと元に戻るよね…?』
『ぼくのこと、さとみってまた呼んでくれる……そうだよね、?』
無機質な瞳。
光の見えない、真っ暗な瞳。
俺はその瞳の色を知ってる。
その瞳はまるで…
?
?
じっと俺の顔を覗き込む、無垢な笑顔に我に返る。
さとみ
まだ少し痛む頭を押さえながら、
ゆっくり息を吸う。
さとみ
?
しばらく深呼吸して落ち着いたところで、
下から見上げてくる視線に気付いた。
さとみ
そいつの頭を控えめに撫でてやると
気持ち良さそうに目を細めながら笑った。
?
?
さとみ
?
さとみ
?
さとみ
?
ムッとした顔でいじける幼稚園児に少し笑いがこみ上げてくる。
?
そいつは最後の一口を食べ終わると声をあげた。
?
どうやら迎えが来たらしい。
ベンチから立ち上がった幼稚園児が 走って行く。
?
途中で止まったかと思うと俺の方を振り返って満面の笑みで手を降ってくる。
?
?
?
その背中が遠くなるまで俺は眺め続けた。
次の日
ジェル
さとみ
翌日のお昼休み。
前の席に座った腐れ縁のジェルが俺の話を聞いて大声をあげた。
ジェルの大声で一斉に集まる視線。
ジェルがペコペコ頭をさげて視線を納める。
ジェル
さとみ
ジェル
ジェル
さとみ
ジェル
ジェル
さとみ
こいつはアホなんだな。
てかこちとらあの高嶺の青薔薇の奴と居候することになって悩んでんのに
何が可愛い女の子だ。
ニマニマしやがって気持ち悪い。
さとみ
ジェル
さとみ
ジェル
恨めしく睨み付けてくるジェルを鼻で笑う。
モブ美(使い回し)
急に女の細い声が聞こえた。
声のする方を見ると頬を赤く染めながら俺の方を見ている知らない女がいた。
さとみ
ジェル
女の方に歩いていくと女の頬が真っ赤になっていく。
さとみ
モブ美(使い回し)
さとみ
さとみ
モブ美(使い回し)
モブ美(使い回し)
モブ美(使い回し)
さとみ
さとみ
モブ美(使い回し)
さとみ
モブ美(使い回し)
モブ美(使い回し)
モブ美(使い回し)
さとみ
モブ美(使い回し)
さとみ
さとみ
モブ美(使い回し)
モブ美(使い回し)
さとみ
さとみ
?
さとみ
♡ご自由にどーぞ✨ 次回:#4 変な奴
コメント
14件
めっちゃいいですね!
とても面白そうなお話!! 楽しみに待ってますね🍀*゜