俺は奥沢さんの家にお邪魔している。
奥沢美咲
お茶でいい?
氷川夕輝
おう。
俺がなんでここに来てるかって?
それは前に奥沢さんから言われたこの言葉。
奥沢美咲
なら夕輝もバンドやればいいじゃん。
俺はこの頃から奥沢さんから言われた言葉が頭から離れなくなっていた。
氷川夕輝
前に話したことだよな?
奥沢美咲
うん、あたしが「バンドやればいい」って言ったところ。
氷川夕輝
悪いがそれは無理だ。
奥沢美咲
えっ、なんで…!?
氷川夕輝
奥沢さんは俺の姉弟に紗夜お姉ちゃんと日菜がいるのは知ってるだろ?
奥沢美咲
うん、自己紹介で言ってたね。
氷川夕輝
その2人は今…、
氷川夕輝
お互いがギクシャクしてるんだ。
奥沢美咲
それはつまり…、
奥沢美咲
紗夜さんは日菜さんにコンプレックスを抱いてるってこと…?
氷川夕輝
そう。話が早くて助かる。
この時の奥沢さんは…
ガッカリしてる表情だ…。
奥沢美咲
ごめん…。こんなこと聞いたあたしが悪かったかも…。
氷川夕輝
そんなこたぁねぇさ。
氷川夕輝
俺ら姉弟の話を聞いてくれただけでも嬉しいよ。
紗夜お姉ちゃん…。
日菜…。
あんたらに一体何があったんだよ…。
氷川夕輝
あれ、このお茶美味いな?
奥沢美咲
それ、あたしが作ったハーブティーだよ。
氷川夕輝
奥沢さんが?
奥沢美咲
ねぇ、夕輝。
氷川夕輝
どうした?
奥沢美咲
あんたさ、あたしのこと名前で呼ばなかったよね?
氷川夕輝
た、確かにそうだな…。
奥沢美咲
これからは「美咲」って呼んで欲しいな…。
ちょっと、やめて、その顔。
惚れちゃうからやめて。
氷川夕輝
わかった。
氷川夕輝
美咲、
氷川夕輝
お前のハーブティー美味かったぜ。
奥沢美咲
…///
奥沢美咲
ありがと…//
奥沢美咲
お礼に…。
氷川夕輝
え、美咲!?
そう言うと美咲は俺の唇にキスしてきた。
奥沢美咲
えへへ…、私のお味はいかがですか…?///
照れながらそんなこと聞いてくるなよ…。
氷川夕輝
…!//
奥沢家宅前
奥沢美咲
紗夜さん達のお世話は出来るの?
氷川夕輝
当たり前だ。俺を誰だと思ってんだよ。
氷川夕輝
お前らのマネージャーだぞ?
奥沢美咲
ふふ、そうだよね。
氷川夕輝
これからもよろしくな、美咲。
奥沢美咲
うん、こちらこそよろしく。
ただ、小悪魔美咲は惚れていたとは本人の前では言えなかった。






