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この話は、夏目友人帳とおそ松さんのクロスオーバー作品となっております
苦手な方はここで閉じることをおすすめ致します
構わないという方やウェリカムな方はお進み下さい
小さい時から時々、変なものを見た
他の人には見えないそれらは、恐らく
"妖怪"と言われるものの類__
俺の名前は、夏目 貴志(なつめ たかし)
両親を早くに亡くし、親戚をタライ回しにされていた俺を心優しい、藤原夫妻が引き取ってくれた
それから、妖怪のニャンコ先生(本名 斑(まだら))と出会い、友人帳の存在も知った
友人帳とは、祖母・夏目レイコが打ち負かしてきた妖怪達の名が書かれている物であり
友人帳に名前がある妖怪達は名前を呼ばれれば逆らうことができず、名前が書かれた紙を破ればその名前の妖怪の身が裂け、燃やせば身が燃える。
名前がある妖怪にとっては、その紙は"命そのもの"である。
故に、友人帳を狙う妖怪達は大勢で、俺は毎日妖怪に追われる日々である。
休日のお昼、俺はニャンコ先生と散歩をしに出かけていた
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
夏目
ガサッ
ニャンコ先生
ニャンコ先生
夏目
先生がバッタを追いかけに行くので、リードを手放してしまった
ニャンコ先生
夏目
タッタッタッ
先生を追いかけている内に、森奥に迷ってしまっていた
それに、先生の事も見失ってしまった
夏目
森は妖怪が多く集まっている為、1人で行動するのは大変危険だ
今、腰のポシェットの中に友人帳が入っているから危険性が高まる
夏目
夏目
そう思い、俺は来た方向へと戻ろうとした瞬間
「………夏目……レイコ………」
夏目
邪悪な気を感じ、後ろを振り返る
そこには黒く長い髪が乱れていて、薄汚れている白色の着物を着ている妖怪が居た
妖怪
夏目
妖怪
妖怪
夏目
グッ
夏目
襲いかかる妖怪に、俺は何もできずに首を絞められる
妖怪
夏目
グググ……
夏目
抵抗をするが、相手の力が強まるばかりだ
妖怪
夏目
ドガッ
妖怪
俺は右手拳を思いっきり振るい上げ、相手の顔に目掛けて殴る
夏目
タッタッタッ
酸欠で上手く呼吸ができないが、俺は必死に走った
妖怪
妖怪
夏目
俺は必死になって走り続けた
夏目
ガサガサガサ
ドサッ
低木を抜け、俺は座り込んだ
夏目
夏目
俺の中に、不安が駆け巡る
夏目
そう考え込んでいる時
ガサガサ
夏目
おそ松
夏目
赤いパーカーの人が、低木から出てきた
その手には、刀を持っている
おそ松
おそ松
夏目
おそ松
夏目
おそ松
夏目
おそ松
夏目
なんだか脳天気な人で、俺は少し困惑する
夏目
おそ松
夏目
おそ松
夏目
おそ松
夏目
赤いパーカーの人…おそ松さんは、ため息混じりでそう言った
ガサガサ
妖怪
夏目
夏目
グイッ
夏目
おそ松
おそ松さんは、俺の腕を引き、前に立った
夏目
おそ松
夏目
妖怪
おそ松
夏目
おそ松
スチャ
おそ松さんは、刀に手を掛ける
おそ松
ザシュッ
妖怪
夏目
妖怪の身体は青く燃えていた
妖怪
妖怪
妖怪は、灰になって消えた
夏目
俺は驚きのあまり、固まった
おそ松
おそ松
夏目
呑気そうに言うおそ松さんに、俺は小さな声で返事する事しかできなかった
夏目
「おーい!おそ松兄さーん!!」
夏目
おそ松
ガサガサ
チョロ松
おそ松
チョロ松
カラ松
トド松
カラ松
一松
十四松
夏目
低木から出てきたのは、おそ松さんと同じ顔をした5人
いや…よく見れば、全員それぞれの特徴がある
トド松
桃色のパーカーの人が、俺を指さして質問をする
おそ松
トド松
夏目
トド松
おそ松
夏目
おそ松
夏目
夏目
俺は6人を見渡し、全員同じ顔である事に納得した
おそ松
夏目
俺はどう言えばいいのか分からず、戸惑う
チョロ松
緑のパーカーの下に白シャツを着ている人がおそ松さんに対して怒る
おそ松
チョロ松
カラ松
青いパーカーで袖をまくっている人がそう言う
一松
カラ松
紫のパーカーの人が、青のパーカーの人をギロッと睨む
十四松
夏目
黄色のパーカーで袖が長い人が、大きな声で俺のすぐ前まで近づく
おそ松
夏目
おそ松さんは、イタズラっ子の様な笑顔で俺を見上げる
夏目
おそ松
夏目
おそ松
夏目
おそ松
祓い屋(はらいや)とは妖怪を祓ったり、封印したり、妖怪関連の仕事をこなす人達の事だ
おそ松
夏目
トド松
夏目
トド松
夏目
夏目
ヒョコッ
ニャンコ先生
夏目
先生が後ろの低木から突然顔を出してきた
ニャンコ先生
夏目
おそ松
おそ松さんは、腹を抱えて吹き出した
ニャンコ先生
おそ松
ニャンコ先生
おそ松
チョロ松
おそ松
十四松
チョロ松
夏目
おそ松
ニャンコ先生
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
ニャンコ先生
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
夏目
図星を突かれ、俺は何も言えなくなった
一松
チョロ松
ニャンコ先生
カラ松
ニャンコ先生
おそ松
ニャンコ先生
トド松
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
ニャンコ先生
ニャンコ先生
夏目
六つ子
ニャンコ先生
チョロ松
ニャンコ先生
夏目
夏目
十四松
黄色のパーカーの人は、腕を大きく振った
夏目
俺も手を一振りして、先生の後をついて行く
タッタッタッ
森を抜け出すと、すでに日が暮れていた
夏目
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
ニャンコ先生
夏目
友人帳は、多くの妖怪達を従える物である為、祓い屋にはあまり知られない方がいい
夏目
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
夏目
ニャンコ先生
タッタッタッ
夏目
七辻屋へと向かっていく先生の後を追い、結局饅頭を買って帰った
夕暮れの中、六つ子達は二列に並んで歩いていた
おそ松
両手を頭の後ろで組んでおり、一番前を歩く赤いパーカーの青年は
松野家長男、松野おそ松
カラ松
キリッとした眉が特徴で、おそ松の左隣を歩く青いパーカーの青年は
松野家次男、松野カラ松
チョロ松
小さい瞳で、困り眉とへの形をした口が特徴で、おそ松の後ろを歩く、シャツの上に緑のパーカーの青年は
松野家三男、松野チョロ松
一松
猫背で、ボサボサの髪と半目が特徴で、チョロ松の左隣を歩く紫のパーカーの青年は
松野家四男、松野一松
十四松
袖が長く、口が大きく開いているのが特徴で、チョロ松の後ろを歩く黄色のパーカーの青年は
松野家五男、松野十四松
トド松
瞳が大きく、アヒル口が特徴で、十四松の左隣を歩く桃色のパーカーの青年は
松野家六男、松野トド松
おそ松
おそ松
カラ松
おそ松
おそ松の呟きは、好き勝手喋っている弟達の声へと消えていった
六つ子達の設定
松野家とは、祓い屋の中でも強いクラスに入るレベル
元は父・松野松造(まつの まつぞう)と母・松野松代(まつの まつよ)が祓い業をしていたが、年がそこそこなので祓い業を辞め六つ子に継いで貰う事にした
「ニートだし丁度いいわ」
「妖力もそこそこ強いしな」
という感じで継いで貰う事に関しては苦労は無かったという
松野家の強さは名取家とあまり変わらない
6人が主に使う武器↓ おそ松・一松:刀 しかし一松は猫又の式が5匹居るので、刀はほとんど使わない チョロ松・トド松:術系 刀とかは使わなくて、陣とか紙式とかで戦う カラ松・十四松:数珠 数珠を手に付けて殴る感じ。見た目はほぼ素手状態
6人全員ほぼ同じレベルで、依頼とかは大体6人でこなしている
たまに「あ、この依頼はアイツらだけでいっか」っていうのもある。その時はそのペアで行う