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墨田 利子

ふぅ…

娘がいる前では吸わないようにしているタバコを吸いながら物思いにふける

墨田 利子

…そろそろあの子に話しておいた方がいいかなぁ

うっかり自分の口から考えが漏れ出ていると知って回りを急いで見回すが、誰も居ないことを確認したので安心しもう一度考えことを再開した

墨田 利子

(私の未熟さゆえに導いてしまった結果を精算するときが来たのかも知れないねぇ)

そう考えた後に私は過去の出来事を思い出し始めた

友人

あんたもそろそろ良い相手見つけないとダメよ
せっかく良い顔してるのにもったいない…

墨田 利子

私は一人暮らしで十分なんだよ
これ以上相手するのがいると面倒だしねぇ

友人

まーたそんなこと言って行き遅れても知らないよ?
私だって良い相手がいるんだよ?

墨田 利子

しつこいねぇ君は
私は金輪際独り身で良いんだよ

墨田 利子

…どうして君はこんなところで寝ているんだい?

墨田 利久

うぇぇ?
あんたにゃ関係ないでしょうがよぉぉ

墨田 利子

やれやれ酔っぱらいか
このまま放置しても私は困らないが…

今日はかなりの大雨との予報が出ている

墨田 利子

そのまま放置されて明日のニュースになるよりは助けた方が私の気が楽になるねぇ

墨田 利久

うん…ここは‥?

墨田 利子

おや目覚めたのかい

墨田 利子

どうだい?
自分のことは分かるかい?

墨田 利久

貴方は…それにここは…

墨田 利子

私の家さ
そして私は君が酔っぱらって道路に寝転がっていたところを助けた天使様だ

墨田 利子

何か言うことがあるんじゃないかな?

墨田 利久

あ…ありがとうございます…助かりました

墨田 利子

それにしてもなんで昼間から酔いつぶれていたんだ?

墨田 利久

会社が無理難題を押し付けて来て…

墨田 利子

ほう
私で良ければ悩みに乗るが?

墨田 利久

あの時はありがとうございました

墨田 利子

おや
君は確か前の

墨田 利久

本当に助かりました
悩みまで聞いてもらって…

墨田 利子

良いんだよ
その時できるベストを尽くしたまでさ

墨田 利久

これお礼の菓子折りです

墨田 利久

そして少しおこがましいんですが…

墨田 利子

おやおやありがたいねぇ
そしてどうしたんだい?人に介抱してもらうよりおこがましいことなど無いだろう?

墨田 利久

ははっ…何も言えません…

墨田 利久

………これからも私の相談相手になってもらえませんか?

墨田 利子

何かと思えばそんなことかい
それならいつでも受け付けるよ

墨田 利子

お帰り

墨田 利子

仕事はどうだったんだい?

墨田 利久

聞いてくれよ利子!
ようやく完成しそうなんだ!

墨田 利久

これが世界中の飢餓を失くすきっかけになってくれるかもしれない

墨田 利子

まあまあ落ち着きたまえよ
もう君はパパなんだからしっかりしてもらわないと

墨田 利子

昔のように甘えてくることは控えたほうが良いかもしれないよ?

墨田 利久

うう…そうだもんな…もうパパだもんな

墨田 利子

……ま

墨田 利子

今日のところは良しとするかねぇ

墨田 利子

た だ し

墨田 利子

恵子を寝かせてからだぞ?

墨田 利久

やったー!久々に甘えられる!

墨田 利子

全く君は仕方のない奴だねぇ

墨田 利久

利子…すまない

墨田 利久

恵子と一緒に逃げてくれ

墨田 利子

…なんで相談をしてくれなかったんだい!!
君の悩みにならいつだってのってあげられたんだぞ!?!?!?

墨田 利久

これは僕のけじめなんだ
君にまで背負わせるわけには行かない

墨田 利久

それに会社に踊らされるがまま指示に従ってしまった僕が愚かだったんだ

墨田 利子

だから!
私に話してくれと何度も言ったじゃないか!

墨田 利子

それにもう娘も大きいんだ!
もう君の顔だって覚えてしまったんだぞ!
そんな状態で君は消えてしまうのか!?

墨田 利子

愛する人のためなら私は何だってできたのに…
こんなこと…あんまりじゃないか…

墨田 利久

…これはもう決めたことなんだ
僕が動かないとあの会社は止まらない

墨田 利久

それが僕が犯した罪に対する…

墨田 利久

罪滅ぼしなんだ

墨田 利子

…君は本当に…

墨田 利子

おこがましい奴だな

墨田 利久

はは……

墨田 利久

やっぱりダメだったよ…
もう…どうしようもなくなってしまった

墨田 利子

……………

墨田 利久

研究室のデータはなんとか…確保できたが
これを拡散するには遅すぎた…

墨田 利久

恵子は…慶太くんと先に逃がした……
彼は信頼できる…いい子だ

墨田 利久

このデータは…君に託すよ…

墨田 利久

最後まで…君には…迷惑をかけるね…

墨田 利子

…君は

墨田 利子

本当に訳の分からない傲慢で
おこがましくて
自分では背負いきれないのに全部背負おうとして
その結果全てを台無しにしてしまうんだな

墨田 利子

…この大馬鹿者め

墨田 利久

ははっ…

墨田 利久

最後まで…怒られてばっかりだったなぁ…

墨田 利久

でも…君といて楽しかった人生だったよ

墨田 利久

本当に…

墨田 利久

ありがとう

彼はそう言うとそのまま息を引き取った

私は涙を拭き、心に消えぬ復讐の炎を宿らせる

墨田 利子

…ああ
私もそう思うよ…利久くん

墨田 利子

これからのことは…私が上手くして見せる
何てったって…君の妻だからな

墨田 利子

……………

タバコの火を消し立ち上がる

私のなすべきことは決まっている 決断の時は迫っている 今こそ…"彼"…私の最愛の人の為の復讐を

成し遂げる時だ

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

4

ユーザー

今回は父母の過去偏でした! これから物語が急激に進んでいくと思いますので、これからもどうぞ御愛読ください!

ユーザー

読みづらすぎるところがあったため修正しました…

ユーザー
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