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これまでに話相手なんていなかった。いつもぼっちで、慰めてくれるのは手元の液晶画面だけだった。誰かと話すのが苦手で、人を尊重することが出来ず、離れていく。趣味が合わない人間ばかりで生きるのが辛かった。
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俺はふと、鏡に目をやった。
全く同じ顔、同じ身振り手振りを映し出すもの。鏡の中の人間は、残念なことに真似しかしない。これが喋りかけてきたらどれほど面白いことか…
鏡(□□)
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僕にそっくりのそれが鏡から乗り出し、僕の頬に触れた。その手は同じ体温。
鏡(□□)
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そもそも鏡が話しかけてくるなんて、どういうことだ?これは安全か?なんとなく、寒気がするような… しかし誰も側にいてくれなかった今、そんな事を考えるよりもそれに甘えたい気持ちが勝った。僕はあまり深く考えずに鏡と過ごすことを決めた。
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鏡(□□)
鏡はこちら側に跨いでくると、僕をそっと抱きしめてきた。
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誰かに抱きしめられる感覚は初めてだった。こんなにも優しくて暖かいなんて。見た目は自分だが、だからこそ最も身近で警戒しなくていい存在。温もりと安心感が僕を包む。
鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡は慈愛に満ちた顔で頷いた。
そこからは寝ることも忘れて、互いに語り続けた。同じなだけあって、「そう!それだよね!」となることも沢山ある。僕の色のない人生が、じんわり暖色に染まっていく。その夜は最も楽しい夜になった。
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
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鏡(□□)
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鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡はほくそ笑む。
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
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誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
誰かの会話
しばらく経つ頃には、僕は鏡と過ごす時間が最も多くなり、人間関係も薄れていた。鏡はすべてを許してくれて、何でも話し合える。今になって、いけない沼に足を突っ込んでしまったな、と思う。どうしてか、心の隅の恐怖心が声を上げている気がする。こんなにも優しいのに?
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鏡(□□)
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鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡は僕を掴むと、思い切り鏡の中へと引きずり込んだ。
鏡(□□)
鏡(□□)
鏡(□□)
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鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
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鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
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嫌いな奴
嫌いな奴
嫌いな奴
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鏡(□□?)
鏡(□□?)
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嫌いな奴
嫌いな奴
嫌いな奴
鏡(□□?)
鏡(□□?)
嫌いな奴
嫌いな奴
鏡は嫌いな奴の首を捻り、記憶の海の藻屑にしてしまった。
塵が風に舞うように、嫌いな奴は跡形もなく消えていった。
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鏡(□□?)
鏡(□□?)
鏡(□□?)
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