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昨日の帰り道を思い出して
私は自分の席で日誌を閉じながら 小さく息を吐いた
柚木 あおい
柚木 あおい
後ろから声をかけてくれたのは
同じクラスのバスケ部員 百都くんだった
百都くんはいつも気さくで
私の細かい仕事にも よく気づいてくれて優しい
柚木 あおい
柚木 あおい
私が日誌を差し出すと
百都くんはそれを 引き取るついでに
私の頭の上から ひょいっと覗き込んだ
笹倉 百都
笹倉 百都
笹倉 百都
笹倉 百都
柚木 あおい
柚木 あおい
百都くんが親しげに笑った その時
ガララ…と扉が開いて
部活の着替えを終えた律が 教室に入ってきた
律は私と百都くんを見た瞬間 ピタッと足を止めた
柚木 あおい
柚木 あおい
宮瀬 律
宮瀬 律
律は百都くんを見て いつも通り声をかけた
笹倉 百都
笹倉 百都
笹倉 百都
笹倉 百都
柚木 あおい
百都くんが優しく手を振って 教室を出ていく
律はその背中をじっと見てたけど
なぜかその眉間には うっすらとシワが寄っていた
校門を出てしばらく歩いても 律は一言も喋らない
カバンの紐をぎゅっと 握りしめたまま
どこか考え込むように歩いている
柚木 あおい
柚木 あおい
宮瀬 律
律は足を止めると、ゆっくりと 私を振り返った
その顔は不機嫌というよりは
自分でも理由が分からなくて 戸惑っているような
そんな表情だった
宮瀬 律
柚木 あおい
宮瀬 律
宮瀬 律
柚木 あおい
柚木 あおい
柚木 あおい
律は前髪を掻きむしると
自分の胸のあたりを ギュッと掴んだ
宮瀬 律
宮瀬 律
宮瀬 律
宮瀬 律
律が少し潤んだ目で私を見つめる
宮瀬 律
宮瀬 律
宮瀬 律
宮瀬 律
柚木 あおい
「それは…」と言いかけて 私はハッと息を呑んだ
柚木 あおい
柚木 あおい
柚木 あおい
まだ記憶も恋心もないはずなのに
律の本能が反応している
その不器用な反応が愛おしくて 私の胸は切なく跳ねていた
めると
めると
笹倉 百都(ささくら ももと) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 高校2年生 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 気遣いの塊 何でも率先して手伝う 特に女の子には優しい
めると
#殺し屋
コメント
1件
読了しました📖 律くん、あの「ザワザワ」って表現がすごく生々しくて、思わず胸がきゅってなりました…!記憶がなくても本能であおいさんを想ってるんだなって伝わってきて、切なくて愛おしいです。百都くんの優しい空気感もいいアクセントになってて、この先の三角関係が気になります…!律くんの不器用な変化、じっくり見守りたいです🌙