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嗚呼、誰かこの黒歴史に塗れた俺のアカウントを消し去ってくれ。
自分、こんなの書いてたんだ( ???
失 恋
2月14日の今日
夕日で赤く染った廊下で君を見つけた
いつもは沢山をラッピングされたものを持っているが 今年はひとつも持っていなかった
少し不思議に思ったが僕は彼に近ずいた
黄
僕がそう言うと彼はくるりと振り返る
青
僕は後ろに隠していた、ラッピングした物を 彼に見せる
黄
黄
黄
青
黄
僕の口からは小さく声が漏れる
青
青
黄
僕は今にも零れそうな涙に耐えることが出来ず 下を向く
青
青
僕の手の力は抜け、音をたてながら落ちた
落とした瞬間、カシャッっと、袋の音が鳴り 僕の瞳からは冷たいものが頬をつたり落ちていく
まぁ、…そうだよね、
そう思いながら、僕は優しく それを拾って帰った
家に帰ると僕は大きな窓を開け 室内に冷たい空気が入る
頬にも冷たい風が当たり 頬をつたった物が冷やされる
僕は近くにあった椅子に座り 袋を開け、中のものを手に取った
口の中に入れると、それは程よく溶けて 口の中いっぱいに甘いものが広がる
黄
黄
言葉を漏らすと同時に 瞳からは沢山の涙が零れた
さっきの彼の顔を思い出すと 心臓が締め付けられた
こんなに、苦しいこと、あるんだ…
そんな事を思いながら 少しずつ、口に運んだ
次の日学校に行くと、教室はザワついていた
“ 彼が病気で亡くなった ”
だそうだ、
僕は今にも零れそうな涙に耐えながら 片耳から聞いていた
僕は特別、彼と仲が良かった訳では無いが 彼の元へと向かった
部屋のドアを開けると、目を瞑った彼と 彼の母親と思われる人
ドアの音に驚いたのか、すぐに振り向いた
母
黄
母
その人は僕の手を両手で握り 涙を流した
その人から、色々な彼の話を聞いた
初対面の僕がここまできいていいのだろうか
そんな事を思いながら、僕は真剣に聞いていた
母
母
母
黄
その人の手には、少し厚めの手紙があった
母
“ 黄くんのチョコ、食べたかった ”って、
黄
するとその人は席を立ち、ドアへ向かった
黄
母
母
そう言って静かに出ていった、
封筒を開けば、彼からの沢山の僕へのメッセージ
君の口から、聞きたかったな
そんな思いも届かず、ゆっくりと読んでいった
最後の一枚にさしかかった時だった
その紙を見ると、余白が沢山あり
ただ一文と、彼の名前
好きです。愛してました。
彼からの手紙には、一粒の涙が零れた
ℯ𝓃𝒹