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テラーノベル(Teller Novel)

作之助が安吾に肩を貸しながら階段を駆け下りる。

織田作之助

!!、〇〇!階段は駄目だ!

織田作之助

左に曲がるぞ!

作之助の指示通り階段の左手に曲がると、階段が爆発した。

作之助の異能力で見えたのだろう。

織田作之助

飛ぶぞ!

坂口安吾

はい!?

後ろを走っていた私の手を掴み、作之助が硝子を割って外に飛び出す。

何とか地面に着地した私達の後ろでは、燃える建物。

坂口安吾

ハァハァ…

織田作之助

大丈夫か?

坂口安吾

こんな冒険活劇、僕には無理です

坂口安吾

でも助かりました

微睡〇〇

うちの首領はどこ迄知ってるの?

坂口安吾

ほぼ凡てです

坂口安吾

ミミックに潜入した事を知っているのは首領だけでした。

織田作之助

首領が俺と〇〇に安吾捜しを命じたのは保険だな

織田作之助

俺達なら真実を知らなくても迷わず安吾を助けると踏んだわけだ

坂口安吾

早く報告しなくては

坂口安吾

ミミックの長は危険な男です

坂口安吾

ポートマフィアを完全に潰す心算だ

織田作之助

其の長の名は?

坂口安吾

長の名はジイド。強力な異能力者です

坂口安吾

奴と戦ってはいけません

坂口安吾

織田作さん、特に貴方は

坂口安吾

金庫に入っていたあの銃、グラオガイストは符牒です

坂口安吾

撃鉄に特別な堀込があって、其れがミミックの一員である事を証明します

織田作之助

ミミックというのは何者なんだ?

坂口安吾

戦場以外では生きられない、旧大戦の敗残兵です

坂口安吾

彼らは今でも戦争に取り憑かれていて……あれ、何です?

と、安吾が突然私と作之助の後ろを指さす。

樹林からひとつの鞠が転がってきた。

…之は毒だ。此の毒に私と作之助は眠らされた。

織田作之助

鞠?

微睡〇〇

作之助、触っちゃ駄目

坂口安吾

!!

織田作之助

驚いた様子の安吾と、不思議そうに此方を見る作之助。

微睡〇〇

罠かもしれないでしょ。例えば…毒とか

坂口安吾

っ、!

坂口安吾

先程話したミミックの内情は凡て真実です

坂口安吾

助けて頂いてありがとうございました

と、安吾が懐から取り出した紐銃で私と作之助が捕えられる。

微睡〇〇

なっ、!?

微睡〇〇

( 毒が効かなかった場合の保険か!くそ! )

織田作之助

何故っ!?

銃を持った武装兵達と共に、安吾は森の中へと姿を消した。

坂口安吾

お元気で

坂口安吾

もし許されるのなら、太宰君と四人でもう一度酒を飲みたかった

坂口安吾

何時もの店で

微睡〇〇

安吾!!

あ の 時 の 彼 ら と も う 一 度

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コメント

13

ユーザー

最近見れてなかったです!やっぱ最高です!この作品大好きです!

ユーザー

初コメ失礼致します〜!🙇🏻‍♂️🎶 あいだちゃんの入ってる部活の後輩です😽😽 伝言があったのでこちらのコメント欄に失礼しますね、お返事いただければ伝言をお話するってことであいだちゃんとは決めてあります! 本作品を読みました、原作通りに書かれていて尊敬します‪‪🥹❕ ライター活動頑張ってください👍🏻💞

ユーザー
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