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美々津って宮崎にある場所だったのか.... ...え廃藩置県がものすごく残酷なものという認識に.......やばい歴史で精神死んじまう()
もう廃藩置県の勉強できなくなっちゃう…どうしよ…どうしよ…今回も面白かったです…!私の成績と引き換えに楽しませていただきます…
奈良
和歌山
急に家に呼び出してきたかと思えば
まさかの発言に戸惑う
和歌ちゃん、和歌山とは、仲のいい友達だ
初めて会ったときから、すごく話が合うというか…
居心地がよかった
なんでだろう…
わからないけど、別に考えようとも思わなかった
奈良
和歌山
和歌山
和歌山
奈良
和歌山
和歌山
奈良
和歌山
奈良
引き目にはなったが
和歌ちゃんにも事情はあるんやろうな…
仕方がない、と
ノリで受け入れてしまった
鹿児島
高知
奈良
……バカ気まずい
早く帰りたい
というか、なんでついてきてもうたんやろ…
そのまま帰ればよかったものを
高知
高知
鹿児島
鹿児島
鹿児島
高知
鹿児島
高知
ふと耳にした
美々津
誰なんだろう
でも、高知って人達と仲はいいっぽいな
話しかけるのが苦手だったことからきてしまった
つい盗み聞きをしては関係や状況をいらないくらい考えてしまう癖
だって、こうでもせんとすぐ話についていけなくなる
どうして、話すのが苦手になったんだろう
だって、和歌ちゃんと話すときは……
………そっか、知り合いなんだから当たり前か
そうこうしているうちに、ゆっくりと扉が開いた
開けた先にいたのは、東京だ
そのまま中に入り、丁寧に戸を閉めた
東京
そのまま座り、目線を鹿児島に変える
東京
鹿児島
鹿児島は、懐から地図を出した
紙は少し黄ばんでいて、古い
その場で広げて見せて置いた
境界線がない、変な地図だ
なんとなく目を回して自分の場所を探る
うちは内陸だから、正直正確な場所はわからなかった
東京
礼だけ言うと、東京は隣に別の地図を広げた
今度は境界線が書き込まれているもので、自分の地もよくわかった
鹿児島が出した地図の真ん中に
ペンとインクを置いて、そのまま包んだ
それを鹿児島のほうにやって、ちらりとこちらを見てきた
うちの場違い感が半端なかった
そのまま目線を自身の手元に移し、優しい口調で問いかけた
東京
奈良
突然名前を呼ばれた
東京
奈良
力強い目線になんだか圧を感じた
元気な返事はできなかったが、東京はそのまま問いかけをした
東京
奈良
奈良
なんで……知っているんだ…
もしかして、和歌ちゃんと東京は知り合いなのだろうか
東京
東京
東京
奈良
東京
鹿児島
東京は鹿児島に話をパスした
東京が始めたわけじゃなかったんや……
鹿児島
奈良
乱暴に扉を開けた
目的の人は、物静かな部屋にぽつり
なにやら分厚めの本を読んでいた
和歌山
和歌山
和歌山
以前言われた頼み事がどうも引っかかっていた
問いかけた、その相手は
“山口”
黙り込んだまま、読みかけの本に付箋を挟めた
山口
和歌山
和歌山
和歌山
強めの口調で言ったつもりだ
山口の目は変わらない
山口
山口
山口
山口
“特別”
その言い方はなんだか
はじめからこうなることがわかっていたような
そんな気がした
全部山口の思い通りになっているようで、少し恐怖も感じた
山口
鹿児島
奈良
そんな響の言葉は耳にはなかった
奈良
鹿児島
奈良
鹿児島
奈良
よくわからなかったが
廃藩置県というものは、高知も東京も知らなさそうだった
鹿児島
鹿児島
廃藩置県
僕たちは今、“府県”って呼ばれてる
でも、僕たちも記憶に残っていない、ずっとずっと昔
僕たちはね、“国”だったんだ
なんで記憶がないのか、
それには諸説あったが…
ただ名前が変わるだけでなく、“国”から“県”へ
大きな変化だったんだ
その反動で、記憶が飛んでしまった、という説が有力だ
あれ、なんだかこの話
聞いたことあるような……
そして、俺らはまたそれをやる
誰かが始めた廃藩置県を、またやるんだ
でも、今度は記憶はなくさないよ
だって、根本的な呼び方は変わらないからね
ただ少し、府県の数を整理するだけだよ
東京
そんなことが…
確かに、今ある記憶と年齢がどうも合わない
これも、記憶がないせいなのだろうか
高知
高知
鹿児島
鹿児島
鹿児島
奈良
奈良
奈良
奈良
奈良
奈良
奈良
鹿児島
鋭い視線が、こちらを向いた
やっとのことで話せたが、反応されると少し安心する
消えれば市町村に
一見、なんともないように思える
けど、違うんだ
奈良
奈良
高知
高知
高知
奈良
高知
かなり、震えた声だった
高知はこれに怯えていたのか
鹿児島
鹿児島
鹿児島
東京
東京
東京
東京
東京は続けて言った
今存在階級にしかなれない、と
東京
東京
東京
それが
廃藩置県だ
和歌山
和歌山
和歌山
山口
和歌山
和歌山
山口
本の縁をそっと撫でる
自分は消えないとでも思っているのか
それとも、消えたいのか
消えてもいいのか
全部想定内なのか_
いくら考えても山口の考えはわからなかった
和歌山
「考えるだけ無駄」
私の頭がそう言った
和歌山
山口
山口
和歌山
山口
山口
和歌山
なんだかこのまま山口の思い通りに踊らされるのは気が狂う
なんだか怒りも込み上げてきてしまい、つい素っ気ない返事をしてしまった
山口は、不思議なやつだ
周りから見ても浮いている
考えが掴めない、扱いにくい
別に、どうだっていい
私には私のやることがある
それ、覚えてるの?
東京
鹿児島
高知
奈良
少しだけ頭を下げた
鹿児島の手元には先ほどの地図があった
東京
東京
鹿児島
いつの間にか鹿児島の敬語は外れていた
高知は全然口を開かない
うちも、ぼーっとしていたのか
気づけばこんなに話が進んでいた
鹿児島
奈良
鹿児島
鹿児島
鹿児島
奈良
奈良
奈良
結局、押し負けて同伴することになった
高知も一緒らしい
どうやら、全国をその足で周って
府県を消したり増やしたりする
そして、鹿児島に渡された地図に境界線を書き込む
無理に消す必要はないが
せめて各地方で1人は必ず整理したほうがいい、とのこと
これ、人様の大事な人消してもうて、恨み買っとったらどないしよ……
奈良
奈良
奈良
奈良
少し、肩が震えた
高知の気持ちが、少しわかった気がする
どないしよ、いつもの顔になれへん
帰ったらなんて言おうか……
あぁ、せや
慣れるまでは和歌ちゃんのところにいればええ
和歌ちゃんなら事情知ってそうやし
失くした記憶は、どうなるんやろ
もしかしたら思い出せる?
それとも二度と戻らん?
なんて、考えるだけ無駄なことほど
魅力的に感じてしまう
鹿児島が話していたことを、思い出す
緊張しすぎているんだ
鹿児島
鹿児島
鹿児島
次に会うときは
もう、いなくなっているのかもしれないから