~木兎さん視点~
北信介から送られてきたマップを見る。
北信介の家から学校までは 歩いて10分ほど。
道も複雑ではなく、 むしろ分かりやすいくらいだ。 迷う要素なんて1つもない。
普通なら……
木兎光太郎
木兎光太郎
俺は地図をよむのが嫌いだ。
あんなの見ると、頭が痛くなる。
頭がごちゃごちゃになる。
木兎光太郎
俺は考えるのを諦めた。
木兎光太郎
そう言って俺は走り出す。
学校とは真逆の方向に……
木兎光太郎
木兎光太郎
もう20分も走ってるのに 一向に学校が見えない。
ていうかどこだ、ここは。
木兎光太郎
木兎光太郎
???
???
???
よく似た顔をした2人の男子生徒が 俺のもとへ駆け寄ってくる。
木兎光太郎
???
???
2人は思わず言葉を失う。
???
???
宮侑
宮侑
宮治
宮侑
宮治
2人は何やら、もめている。
が……
木兎光太郎
宮侑
宮治
木兎光太郎
俺は金髪の男子生徒を指差す。
宮侑
木兎光太郎
と言って、もう一人を指差す。
宮治
2人はキョトンとした顔で、 見合せる。
すると、何やらヒソヒソと 喋り始めた。
木兎光太郎
木兎光太郎
宮侑
宮治
ドッテーーーン!!!
2人はびっくりしたのか、 大きなしりもちをつく。
それも同時に、
木兎光太郎
思わず大声で笑ってしまう。
侑と治は「あり得ない」とでも 言いたげな顔をしている。
宮侑
宮治
木兎光太郎
木兎光太郎
と言って、また高笑いをする。
宮侑
木兎光太郎
宮治
木兎光太郎
宮侑
宮治
木兎光太郎
宮侑
宮治
木兎光太郎
と言われて、初めて気がついた。
学校とは真逆の方向へ向かっていたことを……
~宮兄弟視点~ 家の玄関にて
宮侑
侑は玄関で治が来るのを 待っていた
が、一向に来ない。
宮侑
宮侑
家の中に向かって思い切り叫ぶ。
宮治
と言って治は、やっと廊下に 出てきた。
おにぎりを片手に……
宮侑
宮侑
宮治
宮侑
宮治
宮侑
宮侑
宮治
ニヤニヤしながら言う治。
宮侑
とうとう、侑の堪忍袋の緒が切れた。
と、その時
母
宮治
宮侑
急にオドオドしだす2人。
母
宮侑
宮治
宮侑
宮治
母
宮侑
宮治
母
宮侑
宮治
宮侑
宮治
今日、初めて2人の息が合った瞬間だった。
宮侑
宮侑
宮治
宮治
そう言って、治は朝握ってきたおにぎりを頬張る。
宮侑
宮侑
宮治
即答
宮侑
宮治
宮侑
宮治
そうこうしていると 前によく知った顔が……
宮侑
宮治
何でこんなとこおるんやろうと 思いつつ呼び掛ける。
宮侑
俺たちは北さんのもとへ駆けて行った。
そして…思いもよらない言葉をかけられた。
木兎光太郎
宮侑
宮治
何が起こったのか わからなかった。
宮侑
宮治
宮侑
宮侑
宮治
宮侑
宮治
宮侑
宮治
木兎光太郎
!!!???
珍しい。 北さんが、うるさい……
宮侑
宮侑
宮治
宮治
次の瞬間、思いもよらない言葉に 思わず、耳を疑ってしまった。
木兎光太郎
宮侑
宮侑
……治がニヤニヤしているのが、 横目でも分かる。
木兎光太郎
宮治
宮侑
……なんか治に睨まれている 気がする……
自分でもニヤニヤしているのが分かるから
宮侑
宮侑
宮治
いつもだったら喧嘩の仲裁をしてくれているはずの北さんが、今日はなんか変だ。
宮治
宮侑
宮治
宮侑
宮治
宮侑
木兎光太郎
宮侑
宮治
急に声をかけられ、驚く。 思わずしりもちをついてしまった。
すると…
木兎光太郎
んん!??!
宮侑
宮治
宮侑
宮治
木兎光太郎
木兎光太郎
なんか、喋り方も変だ……
宮侑
宮治
木兎光太郎
宮治
木兎光太郎
宮侑
宮治
木兎光太郎
そう言って北さんは学校とは真逆の方向へ向かっていく。
宮侑
宮治
木兎光太郎
北さんは初めて知ったと言わんばかりの顔をしている。
宮侑
宮治
そして3人は学校へ向かった。
続く
コメント
7件
続き待ってます!
やばいwめちゃおもろいww続き待ってます(*^^*)