藤澤涼架side
あ、また、指が、絡まって
また、ミスをしてしまった
もう、何回目かもわからない
スタッフさん1
スタッフさんはさっきからずっと怒っている
やめて
怖い
怒らないで
段々語尾が大きくなって、スタッフさんの不機嫌さがよく伝わってきた
omr.
スタッフさんの声とは違う
怒っているけど、金切り声みたいな声じゃない
とてもとても、低い声
後ろを振り返ると、険しい表情をした元貴と若井が立っていた
omr.
スタッフさん1
wki.
スタッフさん1
wki.
スタッフさん1
omr.
元貴の静かな声がレコーディングルームに響いた
なんで
さっきスタッフさんの悪口に同意していたくせに僕を構うの
なんで
僕をかばったの?
元貴と若井が、わからない
さっきスタッフさんの悪口に同意して、一緒に笑っていたんじゃないの?
ねぇ、どうして
元貴と若井が庇ってくれたのは、すごく嬉しい
嬉しいはずなのに
心の奥からどろどろした黒い感情が溢れ出てくる
なんで、悪口に笑っていたくせに、今更僕を庇ったの?
裏でコソコソ言うくらいなら、今だって
放っておいてくれてよかったのに
本当はありがとうって思ってるよ
感謝だってしてるよ だって、スタッフさんは怖かったから。
でも、さっきまで悪口言ってたくせにって思うのは、 僕の性格が悪いから?
僕が“気持ち悪い格好”をするくらい、おかしいから?
僕が悪い人だから?
呼吸がしにくくなる
視界が霞んで、腕の震えが止まらない
黒い感情に、心が支配されて、汚れていく
まだ、元貴たちは言い合っている
やめて
僕のせいで、また雰囲気が悪くなる
そしてまた、裏でコソコソ言われてしまう
それは嫌だ
もうあんな気持ちになりたくない
wki.
スタッフさん1
スタッフさん1
スタッフさん1
omr.
元貴が急に拳を振り上げた
若井が慌てたようにそれを止める
元貴はスタッフさんを睨みつけていた
wki.
omr.
もう無理だった
気づいたら、椅子から立ち上がってレコーディングルームを飛び出ていた
もうあの空間にいたくなかった
なにが無理って思ったのか、明確にはわからない。
でも、レコーディングルームを飛び出していた
レコーディングをだいぶ離れた時、僕の足は止まった
俯いて、うずくまって呼吸を整える
心臓の音がやけに大きく聞こえた
呼吸が落ち着いた
ゆっくり、信号が変わるのを待って横断歩道を渡る
信号は、青のはずだった。
でも、体に大きな衝撃が走った 耳元で大きな音が聞こえた
見たことのある白い車が倒れる僕の横を通りすぎていった
轢かれたんだ
なぜか冷静だった
上半身は動かせた
起き上がったら駄目と聞いたことはあるけれど、ここからどかないといけないと思った
すると、黒い車が走ってきた
運転席と助手席には見慣れた二人のメンバーの姿。
元貴、若井
そう言おうとした時、視界が急に真っ暗になって。
僕は意識を手放した
こんにちは✨
1000いいねありがとうございます😭 感想も来ていてすっごく嬉しいです✨
自分で書いているけどスタッフさんが許せない 私は涼ちゃんをそんなふうには思ってないのでご安心ください(?)
この作品もいいねと感想お願いします🤲
✨フォロワー300人いったら、記念作品出します(多分駄作)✨
それではまた!
コメント
9件
こりゃ、泣くわ
涼ちゃんーー!!泣
いやあああありょつううう! 二人の優しさも勘違いしてるりょつもつらい😭 目が見えないです… 次も楽しみにしてます!