買われた殺し屋

怖かった

だから目を瞑った

何時もそうだ､､､

怖かったら目を瞑ってしまう癖がある

やっぱり死にたくない

そんな事を思ってももう遅い

あれ、痛みを感じない

誰？

凄く怖い顔をしている

怒っているのかな､､､

何故､､､？

さっきよりも握る力が強くなってる

何で､､､

私、引き上げられた､､､？

この人に､､､？

初めて私の存在が必要とされた気がした

嬉しかった

そんな幸せは

すぐに壊れた

ﾀｯﾀｯﾀ

私は急いで華菜の家に向かった

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬｯ

ダメなのは分かってる

でも､､､

そこには、血だらけになった華菜

の『親』が居た

怖い

体が震えてる

早く家に帰りたい

今日も幸せだ

華菜、あなたの言葉通り､､､苦しい思いなんて忘れるぐらいに幸せだよ

ボス、華菜、出会ってくれて

ありがとう