はっきり思い出した私は 走ってきた西畑に微笑んでみた
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
私の中では夢に出てくる男の子の正体を知りたくてきたことにしてたけど、
道枝くんから西畑の居場所を聞いた時から私の中で何かが変わったのかもしれない、
私は、
西畑が好きなのかもしれない、
約束、守れてなかったのは私の方だった
私のせいなんだ、
西畑に何年もの間辛い思いをさせてしまったのか、
私は、酷い女の子なのかもしれない、
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
あのころの看板はおそらく大人が取り払ったのだろうけど
木の大きさも変わってないし なんとなくの場所を覚えていたから
ふたりで土を掘り始めてみた
高瀬はる
遥か彼方の記憶にあった箱が見えて 嬉しくなって涙が出てきた
西畑大吾
笑いながら言っているけど西畑も泣いている
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
箱を開けてみると
中には 私と西畑のツーショット写真と、 封筒がふたつ、 それとそれぞれが小さい頃に遊んだおもちゃが入っていた
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
笑いながら箱の中を漁る
西畑大吾
ふたつの封筒を手に取り私にみせてくる
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
おおきくなったらぼくはなにしてますか? しゅうさいにでもなってますか? おかねはかせいでますか? がっこういってますか? モテモテやったらいいなぁ、 …………………………… だいご
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
結婚してますか?
西畑大吾
高瀬はる
いきなり言うから 頬が熱く感じる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
真っ直ぐに私を見てくれて
優しく私の両手をひいて 話し始める
西畑大吾
私は
西畑と一緒にタイムカプセルを 開けて 手紙や写真おもちゃを見て笑ってた時
私は自分の手紙を読んでいた
12ねんごのはるへ 5歳のはるはだいごくんと仲良くしてるよ! 12ねんごのはるはだいごとなかいいの? けっこんしたの? このたいむかぷせる開けてたら だいごくんとけっこんしてるのかな しあわせにすごしててね 5さいのはるより
私、こんなに大吾が好きだったんだ
知らなかった
けど、私の気持ちは昔と変わってない
目の前で緊張しつつも微笑んでいる大吾が好きなんだ、
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
照れてるのか顔を赤らめながら 言ってくれる
高瀬はる
軽くぺこりとお辞儀する
顔を上げると
顔の前に西畑の顔が
高瀬はる
優しく私の頭を抑えて キスをしてきた
顔が離れたと思うとはにかんでくる西畑
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
そう言うと私を引き寄せバックハグの状態にし、 ぎゅっと抱き締めてくる
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
大吾の顔を見ると顔がみるみる赤くなって可愛いなぁなんて思っちゃって
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
なんて笑いながら思い出の場所で 新たな思い出を刻んだわたしたち
今までにこんなことあったのかってくらい幸せで一日が終わって欲しくないくらいで
ずっとずっと大好きでいることを誓ったこの日
私は
嫌いだったはずのあいつは
いつしか嫌いなんかじゃなくなっててむしろ大好きになってて
今では自慢の彼氏です
END
コメント
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道枝が気になる👀