一覧ページ

霜が降っていたあの日

第1話 - 最終局面

2025年08月30日

#鬼滅の刃

#時透無一郎

李吹

雪凪

( 伊黒さん戻ってきた… )

雪凪

( 甘露寺さん大丈夫かな… )

雪凪

( いやあんな怪我生きてて不思議な
　くらい… )

ｷﾞｬｶﾞｶﾞｯ

ﾊﾞｷｲｯ ( 蹴り上げる )

無惨

( 蹴り上げて切断面を離し即再生
　を阻む )

無惨

( しかしそれをやった所で稼げる
　時間は瞬き程度 )

伊黒

( あの口の吸息！ )

伊黒

( 範囲が広い上に協力な吸い込み )

伊黒

( 避ける為の大振りで体力が何倍も
　削られる )

伊黒

( 負けることは許されない )

伊黒

( 俺たちを庇った命を決して無駄に
　することは許されない… )

ｷﾞｬﾝｯ

冨岡

( 握力が…もう… )

不死川

ボケッとすんじゃァねぇ！

不死川

ブチ殺すぞォォ！

雪凪

( こんなときでもよく… )

冨岡

( 水柱として恥じぬ戦いを！ )

無惨

( 予想以上に粘ってはいるが間も
　なく全員潰れる )

無惨

( もがいてももがいても結局終わる )

悲鳴嶼

( 夜明けまでもたない…！ )

雪凪

ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

雪凪

( 毒がまわってきた…！ )

雪凪

( みんなより体が小さい分毒のまわ
　りも早い…！ )

不死川

( 首だけになっても喰らいつく！ )

伊黒

( くそっ… )

茶々丸が現れる

無惨

！？

雪凪

( なんでこんなとこに猫が…！ )

ﾊﾞｼｭｯ

伊黒

！？

冨岡

( しまった…！ )

不死川

くそが！

悲鳴嶼

( これは！？ )

雪凪

( 何これ…！ )

ﾋｭｶｯ ( 無惨が茶々丸を攻撃する )

無惨

( なんだコイツは… )

不死川

おぉっ？

不死川

何か知らんが通りすがりの猫に助け
られたぜェ！

悲鳴嶼

( 体の激痛が拡大に収まった )

悲鳴嶼

( 理由は不明だが恐らく一時的な
　症状の緩和だろうがこれでまだ
　戦い続けることができる！ )

雪凪

( 体が軽く感じる…！ )

無惨

またあの女…

無惨

無駄な足掻きをするな！

無惨

潔く死ね亡者共！

ｶﾞﾋｭｯ

雪凪

っ…！

伊黒

( 俺が誰よりも戦果を上げていない )

伊黒

( 命の危機に瀕した者は爆発的な力
　を発揮する )

伊黒

( 非力な手でも簪で座敷牢の分厚い
　格子を破ることができると知って
　いる )

伊黒

( 刃を赫く染めるのは死の淵に追い
　詰められてこそ発揮される )

伊黒

( 万力の握力 )

雪凪

( 伊黒さんの刀身が赫く… )

伊黒

( 赫くなる刀身を見てしくじったと
　思った )

伊黒

( 全ての力を握力に振った俺は酸欠
　で失神しかけていた )

不死川

伊黒ーーーっ！

雪凪

伊黒さん！

伊黒

( しっかりしろ )

伊黒

( 甘露寺の分も戦う俺が )

伊黒

( 手以外の感覚が飛んでる )

ｶﾞﾋｭﾝ

冨岡

( 間に合わなかった…！ )

冨岡

！？

冨岡

伊黒！

雪凪

( よかった… )

ﾋｭﾝｯ ( 伊黒に攻撃をする )

無惨

！！

無惨

( 何だこの切断面は )

無惨

( この男の鉄球ではない )

無惨

( この男の刀でもこの女の刀では
　あのように斬れない )

無惨

( この男は助太刀に入っていた )

無惨

( そもそも避け方の軌道が奇妙
　だった )

ﾋﾞﾁｯ

無惨

( またこの断面 )

無惨

( 切れ味の悪い刃物だ )

無惨

( 姿は見えないがいる )

無惨

( 術で姿を隠していても動き限りは
　存在を消せない )

無惨

( 一人… )

無惨

( 二人… )

無惨

( 三人 )

姿が現れる

我妻

いだァァ！

我妻

やだァァもォォ！

栗花落

( こんな早く気づかれるなんて…！ )

嘴平

この糞虫が！

霜が降っていたあの日

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

李吹

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。