自殺活用課

若い少年が、ゆっくりと近づいてくる。

俺はチラッと、ユナやいかついお兄さんがいる所を見た。

その若い少年の後ろで、いかついお兄さんが銃を構えている。

ﾊﾞｱﾝｯ

ﾋﾟｭﾝｯ

いかついお兄さんが放った弾丸が、若い少年の顔にかすり傷を残して消えた。

いかついお兄さんはそう言うと、ものすごい勢いで若い少年に殴りかかる。

ﾋﾟｭｯﾋﾟｭｯﾋﾟｭ

次の瞬間、若い少年はいかついお兄さんへ向けて、水鉄砲のような物を取り出して何発か撃った。

いかついお兄さんの顔面に全部かかる。

すると、だんだんいかついお兄さんの顔面が溶けていく。

ﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭｯｯ

次第に、お兄さんの顔は原型をとどめないほどになっていく。

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

千鳥足になりながら、いかついお兄さんは乱雑に銃を打つ。

ｺﾞﾛﾝｯ

とうとう、お兄さんの片方の目ん玉が地面に転がり落ちた。

ﾄﾞｻｯ

そして、動かなくなった。

チラリと俺を見る。

そして、水鉄砲を俺に向けた。

ユナがフライパンで顔を隠しながら、少年に向かって勢いよく走る。

それに反応するように、若い少年も包丁をユナの方に向けた。

ｶｷﾝｯ

そして、ユナは少年の持っている包丁をフライパンで吹き飛ばす。

カランコロンっと、音を立て包丁は地面に落ちた。

ﾎﾞｰｰｰｰｰｰｰｰｰ！！

そしてユナは、少年の顔をガスバーナーで炙った。

少年の顔は、真っ黒に焦げている。

そしてユナは、床に落ちた包丁を拾い上げ、

少年の胸に、突き刺した。

ｸﾞｻｯ

ﾋﾞﾁｬｯ

ﾄﾞｻｯ

そして、少年も動かなくなった。

俺は、ふとユナの肩が血まみれになっていることに気づいた。

ﾊﾞﾀﾝｯ

ﾌﾟｼｭｰｰｰｰｰｰｰｰ

次第に、ガスが流れ始めた。

そして、俺も意識を失った。